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ウチの子達のスマホ依存問題!

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)地球の応援団 団長こと鳥辺康則です。

ウチの子達が通っている東京都千代田区の小学校でも、スマホ依存が与える子供達への影響が話し合われます。

我が家では、金曜日夜、土曜日、日曜日の日中以外は携帯禁止令をだしています。

PTAの方々と話していても意見がバラバラでまとまりません。

いったいどんな影響があるのでしょうか?

米国の研究で明らかになったスマホがもたらす2つの影響ははっきり言われております。

1つ目は、テキストの読み方が「浅い読み」ばかりになると言うことです。

人がテキストを読むとき、その読み方には「浅い読み」と「深い読み」の2種類があります。
「浅い読み」とは、例えば電車の車窓から見える看板などの文字を読む時がそうであるように、無意識のうちに短時間でさっと読んで内容を認知するけど、特に記憶に残す事もないと言う読み方です。

それに対して「深い読み」とは、じっくりと読む過程で、テキストから習得した新しい知識が読み手の個人的な知識や経験と統合され、新たな洞察を生み出すと言う読み方です。

平たく言えば、「浅い読み」が受動的な行為であるのに対して、「深い読み」は能動的な行為であると言えるでしょう。

2つ目は、スマホ上でのマルチタクスは人間の集中力を大きく低下させると言うことです。

スマホを使う際にはマルチタクスが当たり前です。電車の中で熱心にスマホを使っている人の行動を見ると、様々なウェブサイトやブログを見て・友人のFacebookやTwitterの最新をチェックして・LINEで友人と会話して・YouTubeで様々な動画を見て、大忙しです。

それ自体非常に効率的に新たな情報習得してるように見えますが、逆に言えばマルチタクスは一つの情報に集中することを防げていると言うことができます。

人間の脳は環境への順応性が非常に高いと言うことを忘れてはいけません。今日の基本構造はほとんど変わっていないにもかかわらず、人間の思考や行動の方法は過去数千年の間に原型をとどめないほど大きく変化している位です。

特にスマホを使っていると、視覚(コンテンツの回覧)、聴覚(新着メール等のお知らせや音楽)、触覚(画面スクロール)と五感のうち3つを独占しますので、脳は容易にマルチタクスの環境に順応します。

すると、脳は常に新たな情報やコンテンツと言う刺激を求めるようになってしまうのです。これが集中力の低下に全てつながっております。

これは当然ながらパソコンからのネット利用も当てはまります。

そう考えると、スマホ規制条例の働きをきっかけに1人でも多くの人が意識すべきは、スマホやネットの使いすぎは子供のみならず大人のにもかなりの悪影響を及ぼすと言うことではないでしょうか。

もちろんスマホやネットには、人間の知識能力を高度化すると言う大きなメリットがあります。凄まじまでに多量の情報を短時間でスキミングして認識できると言う能力は、スマホやネットの丘により人間が新たに身に付けることができたといえます。

ただ、例えば米国のある研究によると、仕事を効率的に処理できるチームは2つの異なったフェーズを繰り返しています。1つは新しい情報を収集するフェーズで、もう一つはそれらの情報消化、統合させてクリエイティブな解決策を見いだすフェーズです。

しかし残念ながら人間の脳は2つのフェーズを同時にこなすことができません。一人の人間ができるのは情報収集するかもしくは思考を展開するかのどちらか1つです。

今の時代は、どんな仕事でもクリエイティビティー求められているのです。だからこそ子供のみならず大人もスマホやネットを使いすぎないよう自ら利することが必要ではないでしょうか?

結論として私は2つの理由からまずスマホ利用制限すべきは大人の側ではないかと思っております。

1つは、日本経済の再生もさることながら、個々人が自らの生産性を高めて収入を増すことには、「深い読み」や集中力の向上を通じてもっとクリエイティブにならないとダメだと思っているからです。

もう一つは、子供のスマホ利用を制限するという方向は正しいですが、それをやるにはまず大人の側が自らスマホ利用制限しないと無理です。
子供は大人をよく見ています。多くの大人が電車の中でスマホに熱中していては、子供にスマホを使いすぎるなと言っても全然説得力がありません。

繰り返えしますが、スマホやネットには凄まじいまでに大きなメリットがあるし、何よりこの上なく便利です。多くの人がスマホやネットを頻繁に使うのを私は全面否定しません。

でも、便利だからといって際限なくのめり込んでいては「浅い読み」しかできなくなって集中力も低下して、頭が働かなくなるだけです。スマホやネットを賢く能動的に使いこなしてクリエイティブになれるか?受動的に変わるバカになるか? は個々人の心がけ次第です。

子供たちがどちらの道に行ってしまうかも親の心がけ次第だと思います。

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