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攻める大切さ!守る重要さ!

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)地球の応援団 団長こと鳥辺康則です。

私も大好きなラーメン店「一風堂」が今年3月東証マザーズ上場を果たしました。

2017年3月期の売上高は224億円、本業の儲けを示す営業利益は 6億円と言う外食企業であります。

ラーメン店は日本全国に約35,000軒あると言われております。
市場は完全に飽和状態になっており外食産業の中でも、かなり競争が必要な業態と言えるでしょう。

ラーメン店が10年以上続くと言うのは、ほんの数%と言われる位厳しい状態であります。

完全に飽和点と言う部分は、美容業界も同様であります。

一風堂は国内に店舗数133店舗がありますが、この規模だけで見ると、数百店レベルの「幸楽苑」「スガキヤ」「日高屋」「ラーメン花月嵐」「天下一品」などには及ばず、業界10番手前後と見られているそうです。

一風堂は1985年に福岡市中央区で河原成美氏が創業いたしました。

2008年にはアメリカ・ニューヨークに海外一号店を出してから、これまでにシンガポール、中国、イギリスなどに12カ国に進出し、現在は海外店舗65店舗にまで増やしております。

とんこつ特有の臭みを抑えながらも濃厚でうまい味の強いスープと、自家製麺を特徴とする博多とんこつラーメンが世界中の方々に受け入れられてます。

現在の社長は清宮俊之社長であります。
社長が数ヶ月前に発表した記事を見て私はびっくりしました。

その記事の中では、順調に見える一風堂ですが、国内における成長は課題も見え隠れしています。「2025年までに国内300店舗、海外300店舗を目指す!」という目標を語られていました。

この国内300店舗のうち 150店舗が一風堂、残りの150店舗を「別ブランド」「別業態」で展開していくと言う戦略を発表していました。

え!一見 順調に進んでいると思われる一風堂がどうしたの?と思いました。

清宮社長は「本当に将来が不安だ!」と言われております。一風堂が守りや安定がイメージになっているとしたら、業界の中で決して老舗では無い一風堂にとってはかえってマイナスだ!

消費者の趣味嗜好は多様化している時代である。
「とにかく責める必要がある!」と言われております。

つまり、「一風堂=とんこつ」という築き上げた安定化に危機感を募らせているということです。

今後は模索する中で、「IPPUDO RAMEN EXPRESS」のようなファーストフード感覚で、フードコートやエキナカなど、狭小ベースのお店もどんどん出店しております。

他には、通常の半分の量のラーメンや、糖質2分の1の麺を提供する「1/2PPUDO」やおいしい日本酒と締めのラーメンが同じ空間で楽しめる「一風堂スタンド」などがあります。

焦がし醤油や焦がし味噌という、ラーメンを焦がすと言う製法に着目した「五行」や ニューヨークで人気の鶏パイタンのお店「KURO-OBI」逆輸入も検討しています。

順調だからこそ攻めなければいけない! この考えこそ経営者にとって必要な考えと思います。

しかしどれもこれも責め続けていけばいいと言うわけではないと思います。

消して変えてはいけない守りの部分は、会社創業時に立てた「経営理念」なのです。

経営に迷ったとき絶対的に立ち戻るスタート地点とも言える経営理念。

何のためにこの会社を起こしたのか?誰のために何をするのか? 将来どんな風に社会貢献したいのか?など全てのスタート地点になるものが経営理念と思っております。

どんな時代の変化が起ころうとも変えてはいけないものだと私は思います。

攻めなきゃいけない部分、守らなきゃいけない部分!
そんな中で事業は考えなければならないと勉強さしていただきました。

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