日本のプラスチックゴミ対策はいつも後回し

欧州連合(EU)の欧州議会は2021年までにストローや綿棒などの使い捨てプラスチックを禁止する法案を承認しました
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
何度かブログで書いているのですが、プラスチックは海のゴミ80%以上を占め、海洋生物が生息環境に破壊的な影響を及ぼしている現実があります
分解の速度が遅いため魚介類の体内に蓄積され人間の食物連鎖にも入り込んでいるのです
新しい法律では、タバコ会社に対して吸い殻回収のコスト負担を義務づけることや釣具などのメーカーに対しても海岸に放置されたプラスチック網の回収費用負担を義務づけることにもなりました
飲料ボトルは90%を回収してリサイクルすると言う目標にも合意してます
タバコやプラスチックカップ、生理用ナプキン、ウェットティッシュ等のメーカーは正しい捨て方についてわかりやすく説明することも義務付けられます
欧州はプラスチック汚染が最もひどい地域ではないにもかかわらず決定したのです
日本は環境問題や海洋汚染問題にいつも後手に回る
日本では・・・
今年6月のG20サミットでようやくプラスチックゴミの削減に関する合意締結をする予定なのです
遅すぎるだろ〜
日本政府は2030年までにプラスチックゴミを25%減らす計画を打ち出しています
日本は毎年約940万トンのプラスチックゴミを出しています
その半分は産業廃棄物、半分は一般家庭からのものです
国連の統計では一人当たりのゴミの量で日本は米国に続いて世界2位だと言う現実があります
プラスチックゴミ大国の日本
日本ではプラスチック製品に変わるバイオプラスチックや再生可能な新素材がたくさん溢れているにもかかわらずなぜ政府は後手に回るのでしょうか?
そもそも日本政府は今まで大量のプラスチックゴミを中国に輸出していたのです
しかし、中国が環境汚染を防ぐために輸入を禁止したことを受けて行き場のないゴミが国内に溢れている現状があります
その後、他の東南アジアの国々そのゴミを押し付けてきましたが、すぐに各国の処理能力は限度を超え輸入制限や課税強化に乗り出したのです
その場しのぎで輸出先を規制が緩い国に変えてる日本政府はこの先どうするのでしょうか?
940万トンのプラスチックゴミの中で160万トンが今まで輸出されてきました
処理しきれないゴミは国内の焼却施設に全て回されています
焼却施設のゴミの受け入れ要請は3倍以上になっており処理能力の限界なのです
そして国内の処理施設のコストがうなぎ登りに跳ね上がっています
有害廃棄物の国際移動を規制するバーチャル条約に汚れた廃プラスチックを加えることが進められています
ますます行き場を失う世界のゴミです
残念ながら海洋汚染はますます深刻化しています
深海底に住む生物の体内からもマイクロプラスチックやマイクロファイバーが検出されています
もっとも人間の世界から遠く離れた海底の深海生物ですら大量のプラスチックゴミを食べているなんて信じられません
気候変動の温暖化対策と同時に海洋汚染の問題は世界規模で真剣に取り組まなければならないと思います
日本政府はいつもこのような大切な問題に対して対応が遅いのです
私も最近買い物へ行くとプラスチックのレジ袋を使わないようにしています
一人ひとりの小さな行動が未来の地球を作っていると思っています
みんなして一つ一つの行動を見直していきたいですね(^◇^)

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
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》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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