止まらない海洋汚染の実態

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
いまだに大量のプラスチックを含むごみが海洋投棄されている事実があります。
石油由来のプラスチックは、分解されるまでに数百年かかるとも言われています。
この海洋投棄されたプラスチックは海の中で細くなり「マイクロプラスチック」になります。
5mm以外の「マイクロプラスチック」は動物プランクトンと同じ位の大きさですので海水中から取り除く事は不可能です。
このマイクロプラスチックの影響でほとんどの海洋生物は汚染されています。
私たちはおいしい魚を食べながら同時にプラスチックを食べていると言っても過言ではありません。また微細なマイクロプラスチックは、海から取る「塩」の中にも含まれています。
人体への影響は大丈夫?
現在、全世界で年間3億tのプラスチックが生成されています。
容器や包装などに使われて使い捨てされるプラスチックです。
プラスチックには様々な種類がありますが、発明された当初はバイオ由来のものが多かったのです。
それがコスト重視や企業の利益重視の観点からいつの間にか石油由来に変わってしまっていたと思われます。
現在、海水中には5兆個以上のプラスチック片があるとも言われています。
これらが生態系全体を汚染しているので、貝や魚などに蓄積したプラスチックがあります。
当然その魚や貝などを食べた人間の体内にも入ると言うことです。
プラスチックには環境ホルモンなど様々な有害化学物質が添加剤として使われています。
さらにマイクロプラスチックは海水中にある微量の有害物質も吸着してしまうのです。
つまり周りの海水に比べて有害物質を100万倍程度まで濃縮すると言われています。
現在はまだ人体に影響及ぼすかどうかは国連が調査を始めたばかりです。
しかし体内に入ったプラスチックは脂質に蓄積されるのははっきりとわかっていることなのです。
ではどうしたら良いのか?
こるだけ海洋汚染の原因になっているマイクロプラスチックですが、実は少し前まで、洗顔剤や化粧品に配合されていたのです。
「マイクロビーズ」と呼ばれる細やかな粒や、ポリエステルなど化学繊維の洗濯クズなども含まれるといいます。
スクラブ洗顔剤などがそれにあたります。
当然そのような商品は買わない事は当たり前です。
しかし1番の対策はまずプラスチックの使用量を減らすことだと思います。
つまり「発生源を絶つ」と言うことです。
プラスチックの使用量を減らし、さらにリサイクルを進めることです。
後は国の法律の中で、石油由来のプラスチックには税金をかける。
植物由来のバイオプラスチックなどは特別な減税処置をするなど考えられます。
プラスチック使用禁止を決めた国
米国サンフランシスコ市は0 7年にプラスチックのレジ袋を使うことを禁止しました。
14年にはプラスチックボトルを市の施設内で使うことも禁止しました。
さらに16年には、食料品のパックとして使われているスチロールを強制的に禁止しました。
ホノルルやロサンゼルス、ポートランドなど、米国では自治体単位で規制が進んでいます。
さらに米国では15年に化粧品へのマイクロビーズの配合を禁止する法律が成立しました。
他国単位で規制しているのは、フランス、イギリス、エチオピア、モロッコなどです。
これはほんの一例であり、世界では急速にプラスチックの使用の規制が進んでいます。
それには消費者が、マイバックやマイボトルを持って買い物するなど、不要なプラシックを拒否していくことが大事なのです。
そうした小さな削減を積み重ねていくことが、汚染を減らすために大きな効果となると信じています。

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