現代社会の問題をある意味で表現している「チャイルド・プレイ」
先日、映画館でホラー映画「チャイルド・プレイ」を観てきましたw
1988年の一作目から7作品も作られている大人気シリーズです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
今回は第1作目の「チャイルド・プレイ」のリブート作品なんです
時代が変わると殺人鬼人形「チャッキー」の設定も全然変わっていました
1988年の設定では、連続殺人犯が死ぬ間際にブードゥー教の秘術を使って魂を人形に移られると言う設定でした
ですからチャッキーはある意味、魂が乗り移ったオカルト的な殺人人形だったのです
しかし、設定は全く違います
人為的ミスで欠陥商品として主人公の手元に来るチャッキーですが、現代版はAIが搭載されており、クラウド化されたネットワーク環境で様々なことができるのです
人間の声や微妙な変化を聞き分けたり、高解像度で画像確認するためのセンサーでリアルタイムに状況を把握したり、人間の会話から学習することも可能になっているのです
正にAIロボット人形と言うことです
現代テクノロジーを使えば来年あたりにでも発売されそうなリアルな人形です
さらにPCによるプログラミングやスマホをリモコンとして人形操ったりすることもできると言う高性能のAI人形です
クラウドデバイスに繋がりスマート家電やドローンを操ったり、スマートスピーカーなども自由自在ににコントロールできます
現代テクノロジーを考えたら実際にあってもおかしくない話なのでリアルすぎて怖いのです
「チャッキー」が可哀想になってしまうのも現実です
このAIロボット人形は人為的ミスによって不良品になっているので暴走してしまうと言うストーリーです
主人公の設定も、引っ越しをしたためなかなか友達ができない少年がシングルマザーの母親から誕生日プレゼントとしてAIロボット人形もらうのです
ここでも、現代社会の1つの問題として「孤独」と言うテーマが見受けられます
友達ができづらくスマホやゲームに依存する若者たち
そんな中寂しい孤独を抱える少年や少女が高性能AIロボットにはまるのも理解できます
今回はオカルト色が全くないので、純粋にAIロボット人形は自分が愛されるために様々なことを少年のために行っていくのです
例えば少年と友達たちが「悪魔のいけにえ」を見ながらゲラゲラ笑っていることをチャッキーは捉えるのです
そしてチェーンソーやナイフで人を殺せば少年が喜ぶと思ってしまうのです
実際最初の被害者になる男性が殺された後、顔の皮を剥ぎマスクとして少年のものに持ってくるのです
喜ばれる為に・・・怖〜
だだし、欠陥品ですから暴走してもしまうのです
最初に、スマホで設定するときに「アンディの親友」とインプットされたためチャッキーはアンディの脅威となるものを次から次えと排除していくのです
つまり、チャッキーが残酷になっていくのは目の前の人間の行為を学習していった結果でもあるのです
ある意味チャッキーがかわいそうにもなります
個人的には、オカルト色が強いチャイルド・プレイの方が好きですが、今回の作品はヒッチコックの映画的なクラシカルホラーの良さもしっかりと出ています
今回の映画で感じる事は、ネットワークに支配されつつある現代社会の未来を暗示し、いつでも現実に起こり得ないAIの暴走と言うテーマだったと思います
そして最後に残るのはAIロボット人形ではなくリアルな友達と友情だって言うことです
リアルに起こる可能性がある内容になっているのである意味恐怖が増してきます
ぜひ劇場で見てみて下さい(^◇^)
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