老舗百貨店の対応にガッカリです。
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)地球の応援団長こと鳥辺康則です。
小売業全体が苦戦している中で、百貨店はそこそこの売り上げを出し頑張ってるとよく聞きます。
そんな中老舗百貨店の1つである「松坂屋 上野店」で買い物いたしました。
買ったものは、家族みんなであんこう鍋を食べようと言うことになったので「あんこうの切り身パック」です。
1,880円もしたのですが家族みんなで笑顔で鍋を食べられると思うと嬉しくて買ってしまいました。
ところが家に帰っていざ鍋パーティーを開始しようとすると、家内が「ぎゃー❗️」と言って騒ぎ始めたのです。
実は買ってきたあんこう切り身パックに入っていた「あん肝」に「アニサキス」と思われる物体が動いているではないですか!
https://117kirei.com/img_2155-mov/さらによく観察すると1匹ではなく何匹もいるのです。
アニサキスは加熱すると死滅するので食べても問題ないと言われていますが、目の前で動くアニサキスを見てしまうとさすがに食べる気にはなりません。
すぐさま松坂屋さんへ電話をして鮮魚センターの方に変わり状況を説明いたしました。
さすがの松坂屋さんは、すぐさま返金をするので自宅まで伺いたいと言う対応でした。
老舗百貨店になると対応が早いなぁ〜と感心したのは事実です。
それから30分後に担当の方が来てくれてお金を返金してくれました。
もちろんお詫びの菓子折もなければ他には何もありません(笑)
ところがその先の対応がめちゃくちゃなのです!
作ろうと思ってたあんこう鍋の写真を見せて、アニサキスの動く動画を見せて説明したのですが、あんこう切り身パックに対しては返金しますが、一緒に入れた野菜や豆腐などは対応いたしませんと言うことでした。
すべての具材を松坂屋さんで購入したレシートを見せたのですが、言われたのが「鮮魚売り場」のものなので、野菜などは関係ないと言うことです。
動くアニサキスを見て全てセッティングした具材を捨ててしまったので、何とかしてほしいとお願いしたのですがダメでした。
そして言われた事は、「アニサキスは加熱したら死滅するので問題ありません!」
「もともとアンキモにはいるものなんです!」
と言って帰られました。
確かにアニサキスがいたのはあん肝だけですから他の物の返金は応じられないと言うのはわかりますが、その動くものを見た家内や子供たちは食べれるわけありません。
その時すごく勉強になったのは、縦割り組織の弊害と言うことです。
今の時流は「分離・分別」から「統合」の時代になっていると思います。
縦割り組織の弊害とは、鮮魚売り場で起きた問題などは「鮮魚部」で処理をする。
青果売り場で起きた問題などは「青果部」で処理をする。
などと自分の部署や自分の売り場で起きたことだけに対処をして、隣の部署や隣の売り場で起きた問題は知ったこっちゃないと言う状態です。
同じ会社内や同じ組織内でありながら、自分さえよければいい、他の部署なんかかまってられないという考えなのです。
ですから鍋を作るにあたって「鮮魚部の商品」と「青果部の商品」が混在している場合は、自分の部署の問題だけ処理すればいいと言う考えです。
これは決して松坂屋さんだけの話ではなく多くの企業や会社の中で起こっている現象ともいえます。
自分さえ良ければいい、自分の部署さえ良ければいいの考え方は旧態以前の考え方であり、今の時流に即してないと私は思います。
大きな会社や大きな組織になればなるほどそのような問題はたくさんあるかとは思いますが、時代の流れに乗った経営や考え方をしたいと思いました。
No comments yet.