「マーサは密告された」を観て・・・
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)地球の応援団長こと鳥辺康則です。
映画を観てきました。タイトルは有名なハリウッド映画ではなく「マーサは密告された」と言う映画です。
フィリピン、マニラのスラム街。家族経営の小さなサリサリストアを夫婦で営みながら、 4人の子供を育てる同作は、貧しい生活を支えるため少量の麻薬で生計を立てていたと言うストーリーです。だがある日突然警察の男たちができて夫婦が逮捕されてしまいます。何者かがローサを警察に打ったのです。
警察署では巡査部長が言う「20万ペソ(44万円)」手を打ってやると警察内部内の腐敗の実態を描いています。
金がないなら、「麻薬の売人を売れ!」と迫る描写はリアルそのものです。
フィリピンを蝕む麻薬と墜落した警察の実態、その中で懸命に生きる家族の絆を描くドラマです。
監督したのは国際的に評価が高いフィリピンの実力派のブリランテ・メンドーサ監督です。
監督による方策は、まるでドキュメンタリーのようにリアルで生々しい!
本当にフィリピンを知ってる人にはこれが実態!いやいやまだまだ甘い本当のフィリピンはもっとひどいです。
根深いのは、警察の腐敗ぶりなのです。私も何度も何度も警察官に金を要求されました。
クズの国です。空港税関官の人から警察、タクシーまでグズの集まりです。
しかしクズの世界に来たのであれば、グズに染まるしかありません。
様々な国の警察組織の汚職や腐敗は繰り返し映画で描かれてきていますが、フィリピンの実態は群を抜くモラルのなさです。
空港税関の方々は今では少ないですか日本人を見ると強制的に金を要求します。
マニラの貧困層の、麻薬とまた別の要素が絡み合い比較的近いリアルな映像が描かれています。
振り続く雨の中、両親のために金策を走る子供たちが金を集めるシーンがありますが、実際にはお金は集まりません。たかだか5万ペソ(11万円)と思うかもしれませんが、実際は命がけのお金集めです。
実際にはほとんど無理な金額です。
腐敗した警察組織、コンビニの前で麻薬をやる子供、生活のために必死になるスラム街の家族、全部リアルですか本当のフィリピンはもっとひどいものです。
なぜこの映画が心を打つのか?何が何でも家族を守ると決めたローサの生命力と家族愛と、それを必死に支える子供たちの姿は今の日本人に欠けている部分だと私は思います。
何が何でも生きなければ??
これがラストのろう者の瞳にうっすらと涙をにじませる私に反映されてると思います。
興味ないかもしれませんが、絶対に見るべき映画の1つだと思います。
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
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