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「レザーフェイス 悪魔のいけにえ」を観て思うこと

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)

地球の応援団長こと鳥辺康則です

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鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ちはコチラを

何故?ホラー映画が大好きになったのか?その起源と秘密はまた違う機会にブログに書きます(笑)

今回はかなり個人的な内容のブログになりますので、ホラー映画好き、映画マニアの方はよかったら読んでください

先日「レザーフェイス 悪魔のいけにえ」を映画館で観てきました

全国でたった6館しか上映されてないマニアックな映画かもしれません

しかし、1974年公開「悪魔のいけにえ」は熱狂的なカルトファンの指示を受けて今なお引き継がれる伝説の映画です

私が見たのは小学校五年生の時でした

あまりの怖さに小便をちびった記憶あります(笑)

そのオリジナル版「悪魔のいけにえ」に登場するレザーフェイスの誕生に関わる今作品なんです

それだけでもワクワクしてたまらない気持ちになるのは私だけでしょうか?

「悪魔のいけにえ」は伝説になる!


昨年悲しいニュースが飛び込んできました

それは「悪魔のいけにえ」の生みの親であるトビー・フーパー監督が亡くなられたと言うニュースです

トビー・フーパーと言えば、スティーヴン・スピルバーグプロデュースの「ポルターガイスト」の大ヒットで有名になった監督となっています

しかし、本当は74年の「悪魔のいけにえ」、76年「悪魔の沼」の大反響でカルト的ファンの中では一躍有名になりました

その後も数々のホラー映画を撮影した、いわばホラー映画界の巨匠といえます

リドリー・スコット、イーライ・ロス、サム・ライミといった映画監督が、自身の作品とキャリアに影響与えた映画として「悪魔のいけにえ」を挙げており、ホラー映画の礎を築いた作品であります

その偉大なるトビー・フーパー最後のプロデュース作品になったのが今作です(涙)

それだけでも興奮するのに、なんと今回メガホンを取ったのがフレンチホラー界の異端児「ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ」なんです

彼らの鮮烈なるデビュー作「屋敷女」を観たら、どれくらいクレイジーかと言うことがわかります

後味がスーパー悪く、目を背ける衝撃的な描写が連続する映画です

実際にこの映画は脚本が非常に優れていると思います

映画の冒頭では「レザーフェイス」の子供時代を描き、5歳の誕生日にもらったプレゼントがチェーンソーと言う、異常な家庭環境の中の描写が描かれています

殺人を正当化するソーヤ一家の異常な環境で育った彼は、最終的に更生施設に入れられます

そして後半では、オリジナルの10年前にあたる、ティーンエイジャーの「レザーフェイス」を描いています

更生施設で暴動が発生し、他の未成年の患者達と一緒に逃走生活を送る物語です

その中で、か弱い少年は何故レザーフェイスになったのか?

完全なオリジナル構成の中で作られた本作は、登場するキャラクターひとりひとりにも個性がありとてもまとまった映画になっています

これ以上書くとネタバレになるのでやめときますね(^◇^)

往年のファンから、全く前作を見たことない人まで楽しめること間違いない映画だと言うことです

さまざまな神話がある「悪魔のいけにえ」


「悪魔のいけにえ」神話の起源の物語である今作です

興奮しないわけにはいきませんよね(笑)

確かにジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」(68)は、それまでの様式化されたホラージャンルの概念を打ち破り、映画史上にその名を刻んだ衝撃作であります

しかし、その概念をさらに飛び越えたのが「悪魔のいけにえ」と言われています

今では映画学校でこの作品を題材に学ぶ授業もある位なのです

物語は極めてシンプル!

うだるような暑さのテキサス州田舎町をワゴン車で旅する若者たちが、人肉マスクをかぶってチェーンソー降りまわす大男によって、次々と惨殺されていく様子を映し出している

しかしこんなシンプルなホラー映画が、1,975年カンヌ国際映画祭、ロンドン映画祭に選出されているのです

76年には、フランスのアボリアッツ・ファンタスティック映画祭で批評家賞を獲得しています

もうこれはホラー映画のジャンルを超えてアートになっていると言っても過言ではありません

なぜならば、「悪魔のいけにえ」のマスターフィルムは、現在ニューヨーク近代美術館に永久保存されているのです

2010年に英「トータル・フィルム」誌が行った、ジョン・カーペンター、ウェス・クレイヴン、ジョージ・A・ロメロらベテランのホラー監督が審査員に顔を揃えた投票で、史上最高のホラー映画に選ばれています

日本でも2017年5月に発刊された「映画秘宝オールタイム・ベスト10」にてのアンケートで、栄光の映画史上ナンバーワンに選出されているのです

しかし、公開当時は良い事ばかりではありませんでした

劇中の過激な描写にいて、オーストラリアとイギリスを含む14を超える国々において、相次いで上映禁止されたのです

イギリスで禁が解かれたのは1999年のことでした

こんな名作を禁止するなんてひどいと思いませんか(笑)

現に、シンプルなストーリーほど映画化して、指示を受ける事は難しいと言われています

これはスティーヴン・スピルバーグの「激突!」(71)にも言えることですが、アメリカの田舎の不条理な恐怖をシンプルな設定と巧妙な映画術でフル稼働させた大傑作だと思います

リドリー・スコット監督が「エイリアン」(79)を撮る際に、参考作品として脚本のダン・オバノンから「悪魔のいけにえ」を勧められたのは有名な話です

他にもロブ・ゾンビ「マーダー・ライド・ショー」やイーライ・ロス「ホステル」、サム・ライミ、アレクサンドル・アジャなどにも、多大なる影響与えて直系の伝統者と言われています

今回のシリーズ最新作「レザーフェイス 悪魔のいけにえ」も、続編と言う以上にフーパーの忠実な末裔として観ていただければもっと楽しめること間違いなしです

ぜひ映画館に出かけて最高の映画を堪能してください

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