プラスチッククライシスは我々が思ってる以上に深刻だと言うことです
私が好きな雑誌の一つが「ニューズウィーク日本版」です
なぜならば日本のメディアに登場しない世界の情勢や現実が少しは掲載されているからです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
そして今回のニューズウィーク日本版の特集が「プラスチッククライシス」です
プラスチックゴミ問題は世界の海を脅かし、そして人類に帰ってきていると言う現実の特集です
ご存知の通り世界のプラシック生産量は今や年間4億tを超えています
そのうち約800万tがゴミとして海に流出してるのです
しかしこれはまだスタートにしか過ぎないのです
2050年までには世界のプラスチック生産量は今の4倍に増えると予想されています
ゾッとする現実がそこまで迫っています
人間の都合によって作り出されたプラスチックゴミによって多くの海洋生物が犠牲になってるのです
今現在、海鳥135種の29%の鳥の胃袋からプラスチックが見つかっているらしいです
2050年までには海鳥の種の99%がプラゴミ脅威にさらされる現実があります
世界中のサンゴ礁もプラゴミで傷つけられ免疫力が弱まり病気を誘発している現実もあります
ウミガメやクジラも生態系が脅かされ絶滅危惧種になっていってます
すべての海洋生物は直接的な被害にあり、苦痛や生存率の低下、繁殖能力の喪失など危機的な状態に追い込まれていってます
しかし問題は海洋生物がかわいそうと言う問題では無いのです
食物連鎖の頂点にいる人間に全て帰ってきている
海洋プラスチック問題は、プラスチックそのものの害だけではないんです
プラスチック片が海中で有毒物質を吸着するリスクがあるのです
DDTなどの殺虫剤や、発ガン性の疑われている多感芳香族炭化水素(PAHs)など多くの化学物質が吸着されているのです
細くなったマイクロプラスチックに吸着した物質は食物連鎖の過程の中で、当然頂点の人間が口にすることになるのです
今現在で海洋に流出したマイクロプラスチックの粒子の数は15〜51兆個と言われています
ゾッとする数ですよね
プラゴミのかなりの部分が東南アジアで発生しているのは確かな事実です
しかし、欧米諸国などの先進国はゴミやリサイクル資源の多くを東南アジアに押し付けていると言う事実もあるのです
また、プラスチック製品の多くは多国籍企業が安価な東南アジアで製造しているため当然多くのゴミが発生するとも言われています
つまり犯人探しが大切ではなく、対策が大切なのです
日本ではゴミの分別があるのでプラスチックゴミを出すときちっとリサイクルされてるイメージがあります
しかし、現実にはほとんどリサイクルされていません
世界のリサイクル率はなんと9%なのです
その他は埋め立てられたり、燃やされたり、海洋投棄されています
日本では脱プラスチックの技術がたくさんと開発されていて、いつでも切り替える準備ができています
しかし問題なのは政府によるきちっとした規制や法的な整備がなされないことなのです
必要なのは政府による規制だと思うのです
プラスチックゴミを減らそうとする選択は消費者ですが、限界があります
プラスチックの買物袋をもらわない選択を全国民が来たとしてもわずか数%の量なんです
そして仮に日本が国内でプラスチック製造を禁止したとしても、石油化学業界が有害なプラスチック製品の製造を他国に移してしまうだけなのです
つまりは国際的な規制も必要だと言うことです
私の周りでは脱プラスチックの技術や製品が次々と発表されています
なぜそれが普及しないのか?
国はまだまだ石油化学業界と癒着してるようにしか感じません
プラスチックの生産過程では大量の温室効果ガスに加え、多様な化学物質も環境中に放出され、その多くが最終的に私たちの体内に入るのです
世界中で生産されたプラスチックは100億トン近くです
しかしその半数以上が2000年以降に作られている事実もあります
プラスチックゴミ問題の前に、まずはプラスチック生産を減らすことも大切だと思うのです
我々がプラスチック製品に依存することも考えなければなりません
プラスチックゴミを出さない努力をすると同時に、体内に入ってきたそれらの有害物質を体外に排泄するデトックス力を身に付けていきましょう
そんなことを思いブログを書きましたw


美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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