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ムダな医療は少ない方が良いに決まっている

日本は他国と違い「国民皆保険」があり、医療へのフリーアクセスが実現されている国です

そのこと自体は素晴らしい制度だと思います

しかし・・・

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

そのことにより安易に医療へアクセスできるか故に無駄な医療が広がっていると感じます

病院に行き検査を受けて特段何もなくてもお医者さんは必ずこう言います

「とりあえずクスリを出しときましょう〜」

特段の病気でもないのに薬を出す国なんてとんでもないことだと思います

そんな中で、米国では「チュージングワイズリー」が進んでいるのです

「チュージングワイズリー」って何?言う人もいるかもしれません

近年、医療分野において増加している「メリットよりもデメリットは上回る医療行為をリスト化する活動」です

米国では世界的に権威のある医学会などが率先してリスト化に協力しています

2014年に250項目程度だったリストは、2019年には550項目ほどにまで増えています

米国では医師のほぼ半分以上がその存在を認識してるといいます

つまり「ムダな医療」を見極めて排除しようと言う動きなのです

残念ながら日本ではほとんど知られていません

医療のムダな3つのパターンがあるみたいです


1) デメリットはメリットを上回るもの

例えば、CT検査の問題です

検査によって得られる情報の価値よりも、放射線被爆による発癌リスクの上昇の方が問題視されるケースは実は数多くあるのです

2) メリットがないもの

同じような言葉ですがあえて分けられていると言うことらしいです

例えば、細菌にしか効かない抗菌薬をウィルス感染の治療に使うようなケースがこれに該当します

「細菌」と「ウィルス」は全く違うものなのです

いわゆる抗生物質は、細菌に効果を発揮するものでウィルスには無効なのです

3) デメリットが大きすぎるもの

全身に転移したステージ4の末期がんの方にあえて抗ガン治療することはデメリットが大きすぎると思います

抗ガン治療しても完治することがないと知っていながら進めることも疑問を感じます

良かれと思って行った医療が結果として患者さんに無視できない負担を知るような場合があると言うことなのです

医療機関から見れば、チュージングワイズリーは自らの首を絞めるような取り組みにも映るかもしれません

医療行為の制約が出ると、医療従事者にとっては収入が減るなどの困った事態にもなりかねないからです

それにもかかわらず米国の医師たちは、表立ってチュージングワイズリーを進めているのです

「ムダな医療」の排除を徹底していこうと言う姿勢なのです

しかし、日本では完全に無視されています

無駄な医療大国である日本の中でチュージングワイズリーは広がるのでしょうか?

今の日本は、高齢化や国民の医療費の高騰にも直面しています

その中でチュージングワイズリーは日本こそ必要な制度だと思うのです

日本の医療従事者にとってはまだまだ「広がっては困る」動きかもしれません

国民一人一人が医療に関心を持ちチュージングワイズリーが日本で広がることを進めていきたいと思います(^◇^)

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