卵の適正価格とは?
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)地球の応援団 団長こと鳥辺康則です。
私の知り合いに茨城県鹿島市の美容師さんがおります。
その方は動物性の肉をほとんど食べず野菜中心の生活をしております。
先日「なんでお肉食べないの? 」と聞いたらこのような答えが返ってきました。
「昔、養鶏場見学行った時に、狭いゲージの中で飼われている無数の鶏を見た。死ぬまで狭いゲージから出ることなく強制的に餌を堪えられ、強制的に卵を産まさせる!それがもし人間だったら?」
このような複雑な感情の中で彼はお肉を食べることをやめたらしいです。
卵は完全放し飼いの有精卵を買って食べていると言うことです。
そもそも卵の適正価格っていくらなのだろう?
スーパーで卵(10個入り)を買ったら、大体130円?300円位しますよね。そうすると一つ13円?30円位になります。
しかし友人が買う完全放し飼いの有精卵は1個50円以上します。
何が違うのでしょうか?
ご存知のように養鶏の飼育には3パターンあります。
1つは、放し飼い-鶏を野外で自由に行動させている。
2つ目は、平飼い-小屋に囲って土の上で自由に行動させる。
3つ目が、ゲージが飼い-狭いゲージに囲って餌や水をやる。鶏の足の下もゲージの金網。
(実際は場所や生産者によって様々ですが、あくまでも代表的な例です。)
平飼いや放し飼いの自然卵は、
・風通しの良い4面解放型の鶏舎で、新鮮な空気と日光が当たる。
・一鶏舎あたり少羽数で平飼いまたは放し飼い。
・ホルモン剤、薬剤(抗生物質)、添加物、着色料を一切使用しない。
・ 100%国産の野草、牧草、野菜や、自家製の籾殻、米糠発酵肥料、その他玄米など与える。
・虫やミミズ、石ころついばむ機会がある。
・じっくり、ゆっくりと飼育。卵を産むまで半年かかる。
・消化能力は高い。病気に強い。ストレスが比較的少ない。
・生産効率が良くない。
・人が管理している。
一概に言えない部分はありますが、一般的なことです。
ゲージ飼いの一般的な卵は、
・日光が当たらず、外からの新鮮な空気が通らない工場的鶏舎。
・狭い面積で、大羽数。
・ホルモン剤、薬剤(抗生物質)、添加物、着色料(人工着色から天然着色まで)を使用している。
・ 100%輸入の完全配合飼料。遺伝子組み換え飼料。青菜、野菜一切なく繊維不足。
・もしや石ころついばむ機会がない。
・早く、大きくなるよろ飼育。卵を産むまで約50日ぐらいしかかからない。
・消化能力は低い。病気に弱い。ストレスがかなりある。
・生産効率が良い。
・主に機械が管理。餌と水やり、温度、湿度、電気照明による日照時間、採卵等の管理がオートメーション化されている。
どちらが正しいとか間違っているとかはなくて、本来の育て方が前者で、効率化を図りコストを下げることで安価で提供できるのが後者であります。
そう考えると平飼いや放し飼いの自然卵がそんなに安く売ってるわけないと言うことが納得できると思います。
一般的には卵の殻の色が濃い方が良いみたいに言われてますが、鶏種の違いによるものであります。
卵黄の色が濃い方も良いみたいにわれますが、黄身の色は餌によって変わります。
餌によってどんな色にでも変えられるのが事実です。
(黒や緑にもできます。)
ちなみに平飼いの卵の黄身は、そんなに卵黄は濃くないです。
しかし近年は着色された卵の方がよく売れると言う傾向から、緑餌やトウモロコシを多めに与えているところも結構あります。
もう一度繰り返しますがどちらの卵が善し悪しと言う話ではなく、もし近くで自然卵を見かけることがあればぜひ購入してみて下さい。
まずはそのおいしさに驚くかもしれません。
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
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