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殺虫剤に耐性を持つ脅威な「蚊」が世界で広がっている

日本ではあまり報道されてませんが、動植物の学術誌「オエコロジア(ドイツ)」に掲載された論文が世界中で大きな議論をよんでます

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

それは、殺虫剤が全く効かない耐性を持った「蚊」が出現していると言うことです

しかも厄介なのは殺虫剤に耐性を持った蚊は、一代で終わらず次世代以降も薬剤耐性を持った子孫を残すと言うことです

私も今年の夏はフィリピンに行ったので、蚊取り製品やスプレーが手放せなかったのは事実です

それでもたくさんの蚊に刺されてしまいましたw

もしかしたらその蚊は薬品が効かない耐性を持った蚊だったかもしれないと思うとぞっとします

なぜならば、蚊は刺されると痒みが出てうっとうしいだけではなく、デング熱・マラリア・ジカ熱といった伝染病を媒介することで人々を悩ませているからです

人間を最も多く殺している生き物として有名です

人類最強の敵といえます

実際にマラリアなどの感染症等で年間70万人以上もの人が亡くなっています

日本でも2014年に蚊によるデング熱で人が亡くなったとして発生場所と推定される東京都代々木公園が閉園さたことが記憶に新しいです

それがゆえに今まで人類は、世界中の蚊の絶対数を減らす努力を何度も重ねてきました

コスタリカで行われた殺虫剤による蚊の大量駆除の結果、耐性を持つ蚊が誕生しただけではなく、天敵となるトンボが減ってしまい結果的に蚊の数を倍以上に増やしてしまったと言うことが報告されています

つまり、蚊は薬剤耐性を獲得するがトンボはできなかったと言うことです

蚊を減らすために行ったことが逆に増やしてしまったと言う結果になったのです

人類と「蚊」のあくなき戦いに将来をとても危惧しています


人類は今回の事を得て薬剤耐性のある蚊に効く殺虫剤を開発していくと思われます

しかしその改良された殺虫剤にさらに薬剤耐性を持つ蚊が必ず現れると私は思います

医療現場で抗生物質が効かない細菌が増えていることと構造は全く同じなのです

つまり、問題は「蚊」にあるのではなく、人類の「科学を使って自然を征服する」と言う思想に原因があるのです

更に、ブラジルでは遺伝子組み換えされた「蚊」を野生に放ち撲滅する実験が行われました

子孫が死ぬ遺伝子を組み込んだ蚊を野生に放つと言うことです

遺伝子組み換えされたオスの蚊がメスと交尾をすると、子孫が体内に蓄積された特定の酵素の働きによって成長できずに、繁殖する前に死んでしまうと言う性質を与えられています

実験は、最初は蚊の個体数が減少したため成功したとみられていました

しかし、しばらくすると蚊の個体数は元の状態に戻ってしまったのです

何が起きたのか?

実は野生のメスが遺伝子組み換えされたオスとの交尾を避けるようになったのです

蚊は人間よりも賢いのか?

更に、今度はしばらくすると野生の蚊が、遺伝子組み換えされた蚊の遺伝子を受け継いだ個体が発見されたと言うことです

つまり、遺伝子組み換えされた蚊の子孫は死んでしまうと思われていたんだのですが、実際には一定数の子孫が誕生していて生き延びていると言うことです

遺伝子組み換えされたDNAを受け継いだ新しい蚊のグループが今後最悪の事態を引き起こすことが懸念されています

人間の科学の力によって自然界を支配する事は不可能だと言うことです

それらによってモンスターみたいな人類最大の敵を生み出してしまっている可能性があります

たかだか蚊一匹ですが、されど蚊一匹なんです(涙)

人類と蚊のあくなき戦いはまだまだ続きます

私は蚊を殺そうとするのではなく調和とバランスの中で共存共生できることを望みたいと思います

医療現場で起きている薬剤耐性菌の増加も含めて今後この問題はさらに悪化することが懸念されます

ニュースを見てそんなことを思いブログを書きました(^◇^)

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