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科学者による「客観的事実」は存在しないかもしれません

科学は「客観的事実」のもとに成り立っています

複数の観測者が独立して観測を繰り返した上で得られた事実に基づいて科学は成り立っています

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

しかし、その根底を覆すような実験がこのたびされたのです

そもそも、1961年、ノーベル物理学賞受賞者のユージン・ウィグナーはとある思考実験を提唱しました

ある実験装置に入れた猫が生きてるかどうかを友達に確認してもらいに行き、その後実験室から離れた場所で彼から生存の安否の報告を受けます

この場合、友達にとって猫の安否を確認した段階で結果は決定しています

しかしウィグナーにとっては結果を聞かない限りどちらでもある重ね合わせの状態なのです

量子力学的に言えば「猫が生きている(または死んでいる)と言う現実を確認する友人と「猫は生きているし死んでもいる」と言う現実を認識しているウェグナーの両方が正解となりパラドックスが生じてしまうのです

難しい話ですよね(笑)

すなわち現実を2つ作り出していると言うことです

そのウェグナーの友人実験をこのたび検証するための大掛かりな実験が行われました

オーストラリアのウィーン大学、エジンバラのヘリオット・ワット大学などが関わり実験したのです

もつれの発生した6つの光子を利用して2つの現実を作り出すそうです

1つはウェグナーを表し、もう一つは友人です

その結果びっくりする結論が出てきたのです

現実は1つとは限らない結論が出たのです


さまざな角度で光子の回転軸を観測する方法で実験を行った結果、簡単に言うと2人の現実は一致しなかったと言うことです

科学の前提は「誰もが納得できる現実が存在する」「観測者は自分の選択で自由に観測」「1人の観測者の推定が、もう1人の観測性の推定に影響しない(局所性)」と言うことです

しかし、今回の実験で結果的には客観的現実が1つではないと言うことを示すと言うことなのです

つまり「皆が納得できる現実はないか」「私たちは選択の自由がない」「局所性は存在しない」これらのうち1つかそれ以上が正しいことになります

今回の実験の結果は科学に非常に大きな疑問を投げかけているそうです

事実とは一体何なのか?

量子力学的に「現実は1つではない」と言う結論になったのです

でも、同じレベルでないにせよ1つの出来事に対して人によって感じ方、覚え方が全く違うのはよくあることだと私は思っています

昔の記録も結局は人の手によって書かれたものだと思っています

本当に何が起きたかを完璧に知る事は不可能だと言うことです

誰もが携帯でビデオ撮影できる今ですら、見られるのは全体を断片的に切り取ったもので解釈次第でいくらでも話は変わってしまうと言うことです

そう考えると、ミクロの世界でも同じような完璧な事実がないと言うのも不思議ではないかもしれませんね

同じ物事が起きたとしても人によっては悪と捉える場合もあります

善と捉える場合もあります

つまり人によって起きている現実が違うと言うことなのです

て事は客観的現実って何なんだろうと科学の根底が揺れ動くことになります

私だけかもしれませんが今回の実験の結果を聞いてものすごくワクワクしています

人の数だけ現実が存在し次元が存在すると云っても過言では無いのです

まさにパラレルワールドですよね

そんなことを思って今回はブログを書きました(^◇^)



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