買い物は「行く」から「来る」時代
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
好調だと言われてきたコンビニ業界も2017年には、休廃業・解散・倒産が、過去最多の206件に及びました。
さらに昨年は相次ぐ中堅スーパーが次々と閉店に追い込まれる事態になりました。
一体何が起きているのでしょうか?
Amazonやネット通販の普及により買い物スタイルが完全に変化してきています。
そんな中でリアル店舗は、変化の流れを受け入れ圧倒的な「個性」をだして発信しなければ生き残れない時代になったのです。
スーパーの強みであった「何でも揃う」「種類が豊富」「価格が安い」だけでは絶対に生き残れない時代になったと言っても過言ではありません。
昔は夕方時にスーパーに行くととても楽しかったです。
様々な商品を見ながら買い物カゴに入れワクワクしながら家に帰る。
1つのレジャーのような感覚でスーパーでの買い物楽しんだものです。
しかし今の時代完全に変化してしまったのです。
スーパーの倒産相次ぐ
昨年末にビックリするニュースが流れ込んできました。
12月7日に、山梨県の中堅スーパー「スーパーやまと」が破産申請をしたのです。
県内に9店舗を構えたコチラのスーパーは、地元密着型で地域の方々には絶対必要なお店でした。
しかし、競争の激化と売り上げの低下に歯止めがかからず最終的には破綻になりました。
その他にも
1月 長崎県で「スーパー アサヒストア」が特別清算開始
4月 高知県の「ユーマート」が自己破産
5月 大分県の食品「スーパーオーケー」が特別清算開始
8月 栃木県の「さかいりショッパーズ」が破産手続き
神奈川県のオーガニックスーパー「マザーズ」が事業停止
12月 茨城県の「スーパーイズミヤ」が破産手続き
これ以外にも、閉店や撤退、事業譲渡等が相次ぎました。
スーパー業界やコンビニ業界が他業種との競合が厳しくなり衰退した1年となったのです。
1つの原因が、地方では車社会が進み大型ショッピングセンターやモールが幹線道路沿いに立地し、その周辺にレストランや専門店などが進出し、商店街化していることです。
2つ目の原因が、ネット通販や宅配事業などで買い物は「行く」から「来る」へ変化してきていることです。
チョット前までは「高齢者はネットを使わないので、近所で買い物する」と言われてきました。
本当にそうなんでしょうか?
平成29年版「情報通信白書」によると、インターネット利用率は13歳〜59歳までで9割を超えております。
60歳〜70歳でも8割を超す勢いなのです。
スマートフォンの普及によりより簡単にネット利用ができるようになり高齢者と言えども利用率は上がっていってるのです。
ではどうしたら良いのか!
しかし全てのスーパーが苦戦しているわけではありません。
私の高校の先輩が経営をしている新潟県の「角上魚類」さんは、北関東と新潟県に多店舗展開するスーパーマーケットです。
ここのうりは「魚」のプロ!と言うことです。
魚に特化したスーパーマーケットなのです。
日本海の新鮮な魚をその日のうちに店頭に並べる。
魚の知識だけではなく、料理方法の提案やさばき方なども教えてくれます。
又、都内を中心に77店舗展開する「成城石井」さんも成長し続けています。
他のスーパーに比べるとかなり高いプライス設定ですが、他にはないこだわりの商品の数々が並べてあります。
他にも「生協」はリアル店舗での売り上げは横ばいなのですが、個人の家にまで宅配する「個配」は売り上げをどんどん伸ばしているのです。
まとめると、今の時代価格が安いだけで消費者は買い物しなくなってきてると言うことなのです。
成城石井や生協さんには、圧倒的なファンがたくさんいます。
つまりスーパーであればどこでもいいと言う感覚ではなく、ここでないとダメだと言うことなのです。
何でも揃って、種類豊富で、価格が安いスーパーマーケットは魅力がないと言うことです。
そのためには圧倒的な個性を出すべきなのです。
老若男女 全ての人に来て欲しいスーパーマーケットなんて何の魅力もありません。
圧倒的なファンを増やすには、圧倒的な個性を出すしかないのです。
そしてその個性を発信しなければなりません。
チラシを作って新聞折り込みすることも良いのですが、今の時代新聞を読む人も減ってきています。
であるのであれば、アナログのニュースレターの発行やSNSを駆使してどんどんその個性を発信しなければなりません。
お客様ではなくファンを作るのです。
あなたの店の価値が伝わらなければ、あなたのスーパーマーケットは無いのと一緒です。
これはスーパーマーケットだけの話ではありません。
時代がどんどん変化してきてる中で、過去の成功事例が全く通用しない時代になりました。
過去の栄光に浸っているとどんどん取り残されていく時代といっても過言ではありません。
そのためには経営者が自ら外へ出て学ばなければなりません。
弊社 (株)日向でも、今の時代の変化に対応すべく様々なセミナーを用意させていただいております。
参加しなければ本当にどんどん取り残されます。
ぜひご参加をお待ちしております。
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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