ストロングチューハイは身体に危険なモノなのか?
巷では昨年ぐらいからストロングチューハイが若者を狂わせているようなニュースが流れています
確かに飲みやすいですしアルコール度数も高いのですぐに酔うことができるかもしれません
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
この騒動の発端になったのは、精神科医の松本俊彦さん(国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長)が昨年末にFacebookに投稿した記事です
ストロング系チューハイは、臨床試験では500mlを3本飲むと自分をしなって暴れる人多数です。たいていの違法薬物でもさすがにここまで乱れません。結局あれは「お酒」と言うよりも、人工甘味料を加えたエチルアルコール=薬物なのです。(投稿から抜粋)
かなり過激な投稿だと思うのですが、実際に私も新幹線の中でストロング系チューハイを3本飲むとかなり酔っ払います
一部の意見では、ストロング系チューハイじゃなくても他のアルコールでも同じではないかと言う意見もあります
ポイントは、甘く味付けして飲みやすくしてる事とアルコール度数の高さだと言われています
近年政府が、ビールの税率に引き続き発泡酒の酒税も引き上げました
その対応策としてメーカーが開発を進めたのが税率の低いチューハイなのです
従来の缶チューハイとの差別化を図るためにアルコール度数を高めた、安価で飲みやすいストロング系チューハイが作られたと言うことなのです
ビール350ml一本あたりの酒税は77円なのに対し、ストロング系チューハイはアルコール度数が高いにもかかわらず28円になっています
安さ美味しさだけをコマーシャルで大々的に伝え、爆発的にヒットしてるのが現状です
このストロング系チューハイが違法薬物以上に危険だと指摘しているのが上記の投稿です
僕も好きでたまに飲むのですが、本当にそんなに危険なのでしょうか?
不安や孤独感から生まれる現代の病気が若者の中に広がっているのかもしれない
海外では、アルコール度数が高い先に高い酒税をかせたり、積極的なアルコール対策に乗り出している国も多いのです
北欧フィンランドでは規制が厳しく、4.7%以上の酒は限られた国営店でしか購入できません
こうした政策を進めた1990年代、男性の自殺死亡率は激減し、国民全体の自殺死亡率は10数年間で3割も減少したと言う実例もあります
つまり、アルコール度数の高い飲酒と自殺の関連性があると言うことです
日本では、炭酸飲料と同価格帯でストロング系チューハイが買えます
若者を中心に大ヒットしてるのですが、お酒を飲む動機が楽しむためではなく、他の依存性薬物と同じく「意識を飛ばすツール」になってるのかもしれません
ストロング系チューハイを飲んで意識を飛ばす行為は、不安や孤独感をあえてさらけ出す行為であり、ある意味ではだめな自分を客観的に認めてもらう自己確認の表現かもしれないのです
つまり問題はストロング系チューハイにあるのではなく、現代社会を生き抜く若者の心の闇にあるように感じます
実際にTwitter上では、#ストロングゼロ文学、#ストロングゼロなどの#が大流行しています
その中のツイートには、味を楽しむんじゃなくて「だめになっちゃう」と言う体験を楽しんでいると言う主張が多く見受けられます
若者は今や簡単にSNSで様々な人とつながり孤独とは無縁と思っている人も多いかもしれません
しかし実際にはリアルな友達が少なく非常に孤独感を感じている若者も多いのです
表面上だけの付き合いのSNSでの交流だけでは心の闇を満たしてくれないのです
そんな心の問題をケアしてくれる場所や施設が日本には少なすぎるとも感じます
このまま放置すると、日本社会のアルコール問題はより深刻化し、アルコールを原因とする様々な病気が増える事は間違いありません
医療費や社会損失が増大すると言うことなのです
これはアルコール問題だけではなく、若者の薬物依存の問題や精神的なメンテナンスの問題にも関わってきます
うつ病や精神障害、周りとは馴染めない、友達がいない孤独など若者も様々な苦境に立たされています
我々の小さかった頃は、スマホなんて一切なかった大家族で兄弟喧嘩や親から叱られることが盛んでした
しかし現代の日本社会では、大家族の崩壊、人から注意されることに慣れない若者、スマホに頼り精神が破壊していく現場・・・
現代社会で生きることの苦しさを本当に感じます
そんなことをニュースから強く感じてブログに書きました
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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