コロナ禍によって経営のやり方に柔軟性が必要になったと思う

コロナ以前の経営の考え方やビジネスのシナリオは全く通用しなくなったと思ってます
当たり前が・・・当たり前でなくなったのです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
グローバル経済が止まり、需要が消え・供給が消え・商品が消えてしまいました

特に「供給過剰」の業種に大きな打撃を与えたと思っています
それが外食産業・ホテル旅館産業・コンビニです
僕は年間280日ぐらい出張に出るのでよくビジネスホテルを使います
去年の今頃は東京・大阪や福岡でホテルを取るのが難しいくらい稼働率が高かったのです

泊まれたとしても一泊一万円以上で高かったことを思い出します
オリンピックを控えてインバウンド需要が増してどんどん新しいホテルを建ててもすぐに集客できていたそうです
それが一転しました
WBFホテル&リゾート、ファーストキャビンといった中堅クラスのホテルの倒産から始まり、ホテル旅館の倒産件数は50件以上に上っています

わずか数ヶ月で経営状態が天国から地獄へ落ちてしまったのです
これから業績回復できずに倒産する件数は何倍にもなると思います

なぜならばコロナにより働き方が変わる可能性もあるのです
本当に出張が必要なのか?オンラインで済むのではないか?などの国内出張組にも変化が現れています

さらにインバウンド需要が元に戻るのはかなり先と言われています
それまで資金が持たずに倒産するホテル旅館が間違いなく増えると思っています
外食のあり方やコンビニの存在すら脅かされています
巣ごもり需要でコンビニは売り上げを伸ばしたと思っている人も多いかもしれません

しかし、実際は軒並み売り上げ減になっています
巣ごもり需要で売り上げを伸ばしたのは食品スーパーなんです
4月はセブン-イレブン・ジャパンは前年同月日で5%減、ファミリーマートは14.8%減、ローソンは11.5%減だったと言われています

昨年の今頃はコンビニが中食に力を入れ外食産業の需要を飲み込み急成長していると言うニュースが聞けました
しかし、コロナの影響によって外食店がこぞってテイクアウトやデリバリーを始めたことにより成長戦略の一つの「中食」需要が激減したのです

あっという間に勝ち組が負け組になってしまいました

さらにドラッグストアのコンビニ化で、業態間にあった垣根も完全に破壊してるのです
コンビニが潰れる時代が来ているのです
そもそも全国に5万5000店超ある日本のコンビニは完全にオーバーストア(店舗過剰状態)だと私は思っています
そこに全国のドラッグストア2万店超が加わるわけですから完全に競争原理が働いていると思います
そしてコンビニよりも深刻なのが外食産業です
そもそもギリギリの収益状態の中でやっている店舗が多い外食産業が売り上げ低迷が数ヶ月続いたらバタバタと倒れる店舗が現れて当たり前なんです

なぜならばマクドナルドと吉野家を除き大手チェーン店ですら大打撃を受けています
すかいらーくホールディングス(ガストなど全ブランド)は前年同月日で58.2%減、サイゼリヤが61.4%減、ロイヤルホールディングスが57.9%減です
さらに居酒屋ではもっと深刻です
和民が92.5%減、鳥貴族は96.2%減など軒並み90%以上売り上げを落としています

資本力のある会社ですらこの時代ですから、小さな外食店への影響は計り知れません
店舗営業諦めテイクアウト専門店に切り替えたり、店舗自体をたたむところも数多く続出しています
僕はポストコロナのこれからは経営そのものの考え方が変化すると思っています

今まで世の中は規制緩和で競争が促進され、消費財の価格が下がり、消費者にとってプラスになると言う「規制緩和論」が万能とされてきました
その結果、供給過剰になってしまっている業界も少なくないんです
大量に作り安く販売する時代は終わったと思っています
ポストコロナ時代の経済は競争が中心に働くのではなく、「協調・調和がキーワード」なると思っています

めちゃくちゃこだわった高い商品を売るコンビニがあってもいいと思うし、変化に対応できるごとく柔らかい組織や臨機応変さを持ったチェーン店に頼らない外食産業もありだと思います
そこで大事なのは他店と比べるのではなく圧倒的な個性を輝かせることだと思います
唯一無二の個性を発揮した外食店やホテルなどがあれば絶対に支持を受けると思います

ただしその情報を発信しなければなりません
コンビニや大手外食産業、ホテル旅館産業は「個」の発信を怠ってきたと思っています
資本力があるがゆえに企業としての発信があったとしても、そこで働いてる従業員一人ひとりの「個」の圧倒的な価値や発信などに見向きもしなかったと思うのです

クーポンや割引券ばっかりを発行してきたと言うことです
これからは圧倒的な「個」に価値を持ち共振してもらうことが大切だと思っています
僕自身も近所の個人展でいつもSNSなどで発信してつながっている店舗を応援しています

チェーン店などを応援しようとする気にはなりません
完全に経営のあり方や働き方が変わると思っています
そんなことを思ってブログに書きました(^◇^)
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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