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日本の水道原水となる地下水から多量のフッ素化合物が検出されました

環境省は11日に、全国計171地点の地下水などのフッ素化合物含有量を調査した結果を公表しました

その結果37地点で国の基準値をはるかに超えるフッ素化合物が検出されたと言うことです

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

検出された有機フッ素化合物は・・・

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)

PFOA(ペルフルオロオクタン酸)です

最大で基準値の約37倍に足していたと言うことです

環境省によると、2物質の汚染状況を把握する全国規模の調査は初めてだということです

過去に自治体の独自調査などがあり、フッ素化合物の危険性を国に訴えていたのですが、今回ようやく重い腰を上げて調査した感じになっています

国は本当にこのことをどう捉えているのでしょうか?

特に高濃度だった地域が、化学メーカーの工場などが集まる首都圏や阪神地域、三重県四日市市などであることを考えると原因は明らかだと思うのです

汚染原因の特定はできないと国は言いますが、どう考えても基地や工場などから排出され河川や地下水に蓄積した可能性が高いと思っています

この2つの化学物質は、化学的に安定し水や油を弾く性質があり、消化器内や調理器具、半導体などに幅広く使われます

今回環境省は地下水の地点名は公表していません

この化学物質は自然界でほぼ分解されず「永遠の化学物質」と呼ばれています


そもそもこれらのフッ素化合物はどのように人体に悪影響があるのでしょうか?

PFOSは残留性有機汚染物質について定められた「ストックホルム条約」で国際的に製造・使用が制限されている非常に強い化学物質です

日本でも2018年に国内製造・輸入を全面的に禁止しています

動物実験では健康影響に悪影響を及ぼすと言うことが報告されています

全面禁止されていながらなぜ大量に日本の地下水から出てくるのでしょうか?

PFOAはWHO (世界保健機関)の外部機関が、発がん性の恐れがある物質に指定しており、主要な化学メーカーはすでに自主的に使用を廃止しているものです

またPFOAも2019年にストックホルム条約の規制対象になり、政府は全面的な製造禁止の検討を進めている物質です

フッ素化合物の人体の影響としては、斑状歯・骨硬化症・甲状腺・腎障害などが懸念されています

そしてこの物質が1番厄介なのは非常に安定しているため環境中でほとんど分解されないと言うことです

今現在禁止されているこれらのフッ素化合物がなぜ検出されるんでしょうか?

はるか昔の土壌汚染が地下水にたまっておりそれが今回発見されたと言うことだと思っています

さらに僕が気になるのは水道水の元帥となる地下水の中には、大量の硝酸・亜硝酸性窒素が検出される地域も多いと言うことです

農業で使う大量の化学肥料の影響だと言われています

それらの化学物質が地下水に到達するまでには10〜20数年かかると言われています

国はこれらのことを真剣に捉え対策を発表仕事はしていません

つまり化学メーカーへの規制の強化や農薬・化学肥料への規制の強化をしようとしません

はっきり原因がわかっていると言うのに何もしないのです

そうやって数十年かかり地下水に入り込んだ分解されない化学物質が水道水を通して我々の体内に入るのです

自分の健康や家族の健康は自分たちで守るしかありません

国も企業も助けてくれるどころか汚染の原因になっている可能性もあるのです

そんなことを思ってブログを書きました(^◇^)

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