本当に日本人は輸入食材に頼らなければ生きていけないのでしょうか?
久々に会議で新潟に戻りました
会社の周りは見渡す限りきれいな田んぼが広がっています
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
その田んぼを見て思うことがあるんです
日本のお米は食品自給率100%なのに、なぜ食品自給率の低い小麦に頼った食生活に変わってしまったのだろうか?
パンが好きな人は米粉を使ったパンなどもとてもおいしいと思います
もともと「田んぼ」は日本の大地にとってとても大切な役割を果たしていると思っています
日本の土はだいたい酸性で、養分が少なく、作物の育成に適しているとは言えませんでした
しかし、田んぼに水を入れてしばらくすると微生物の働きでだんだんとアルカリ性の方へ変わり作物が育ちやすい状態になります
また、作物に病気を起こすばい菌などの有害生物が死んでしまうので本来は農薬に頼らないオーガニックな元気な作物が育つようになるのです
それが化学肥料の多様化により土中の微生物が激減しおかしくなってしまったのです
もともとは、水田はゴミや窒素を取り除いて私たちの飲み水となるきれいな地下水を作る働きがあったのです
地下水は多くのミネラルを含み飲み水としても有効に活用され、火山が近いところでは温泉になっていたのです
そしてそのきれいな地下水を植物が十分に吸い上げることで豊かな森林が育ちます
他にも田んぼに水が入っていると、水面と稲からたくさんの水分が蒸発し気温の調整をしてくれます
水田にはいろいろな生物が住んでいます
トンボ・カエル・メダカ・ザリガニなどたくさんの生物が存在していました
そしてそれらの生き物を狙って鳥が来たり魚が増えていっていたのです
すべての好循環の中で日本の大地を支えてくれたのが水田の機能なのです
もともとものすごい機能を持っていたと言うことです
今では化学肥料や化学物質によってすべての好循環が崩れてしまいました
米所の新潟県人として本当に残念なことだと思っています
日本は食品自給率が40%と言われていますが本当なのでしょうか?
多くの人は日本の食料自給率は40%ほどなので海外からの輸入食品に頼るならければ日本人は生きていけないと言われます
ある意味本当のことだとは思っていますが、ちょっとしたカラクリもあるのです
それは日本の食品自給率はカロリーベースで計算されているのです
他の国は生産額ベースで算出しています
例えば世界基準の生産額ベースの算出だと日本の食料自給率は70%に近くなるのです
数字のマジックで危機感をあおられてるように感じてしまいます
厚生労働省のデーター(カロリーベース)によると大まか次のようになります
- 米100%
- うどん62%
- そば21%
- 大豆7%
- 砂糖35%
- 味噌35%
- 小麦13%
- 野菜類約80%〜90%
果物は輸出するほど人気なので比較的自給率高いと思われがちですが42%です
野菜の中でもほぼ100%のものも多いのですが、全体的には80%位です
しかし今の日本の自給率を下げているのは日本人の食生活の変化だと思っています
食事の肉食化です
鶏肉・豚肉・牛肉は55%と言われていますが僕はそれ以下だと思っています
なぜならば、飼料用の作物の大半が輸入に頼っているためです
さらに近年はTPPや日米貿易協定の提携により大量の肉類が海外から入ってきています
魚介類は・・・
- 鮭60%
- 鯖62%
- さんま118%
- 牡蠣81%
- マグロ38%
- うなぎ20%
- カニ22%
品目によってばらつきがあるのですが、近年は安い海外産に押されて漁獲量が低迷しているのが現状です
これを見て思うのが・・・「国産品」を食べましょうと言うことです
価格だけの価値やセール商品などばかりに目をやるのではなく、どこで生産されたものかを意識して買う生活を送りたいと思っています
日本人が安いものを求めるんであれば食品自給率は下がります
国産品のちゃんとした食料を国民が買えば食品自給率は上がると言う結果になります
つまり食料がないのではなく人々の購買によって変わると言う結果なんです
今日スーパーに行って買おうと思う食材を一人一人が気にすることで日本の自給率は上がり生産物は価値を持つのです
国民がご飯を1日にもう1口食べると食品自給率は1%向上します
国産大豆100%の豆腐を月に少し食べるだけで1%向上します
ちょっとしたことで輸入商品に頼らず国内の食料は循環するのです
僕はそう思っています
そして1人でも多くの人に今日スーパーに行った時にものを買うときの基準を変えてほしいと思っているのです
そんな思いから今日はこんなブログを書かさしていただきました(^◇^)
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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