「使命」は簡単に見つからないが大切だと思います
松下電器(現パナソニック)創業者、松下幸之助氏も創業時に使命で事業を拡大したと言われています
「使命」は大切なものですがそんな簡単に見つかるものでもないのです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
経営コンサルタントの権威であるピーター・ドラッカー氏も一番大切な事は使命だと言ってます
たまに僕も自分の使命とは何なのか?と真剣に考えます
自分はどのような存在なのか?どんな人なのか?どのように生きたら良いのか?などと同時に考えます
新型コロナウィルスパンデミックが人類の意識を大きく変えたのは間違いありません
そんな時だからこそ自分自身の使命を考えたいと思ったんです
使命は単なる精神論ではないと思ってます
卓上の理論ではなく行動そのものを物語っていると思っています
松下幸之助は戦後の復興を急ぐため、欧米先進企業の技術導入を視野に入れ使命を持って改革をしたと言われています
その中で「人」こそ企業の中心であると考え、日本で初めて週休二日制の導入をしました
日本政府の労働基準法の改正よりも早い改革だったんです
その時に語った話があります
「五日制が望ましいというぼくの議論には前提があるんです。その前提を忘れて五日論者だといわれると迷惑します。ぼくはいつも思っているんですが、日本の産業もこれからますます生産性が向上してくるでしょう。どの工場も精巧な機械を配置して仕事をせねばならなくなる。そうなってくると労働者は勤務中1分1秒のすきもなく、8時間なら8時間を全精神を集中してやらねばならぬ。だから非常に疲労が出てくる。この疲労回復のために、一日余分に休養を要するだろう。そこで週五日にしなきゃいけない」
人間中心の企業であるべき姿の使命から生まれる変革だったと思います
機械やシステムの改良によって高い生産性が実現されていくのに対して、人間は精密さを保つだけの精神力を担保できず、休養のための休日を増やさざるを得ないと考えたのです
しかし松下幸之助はただ休みを増やすのではなく次のようなことを言っています
「一日休養、一日教養」
週休2日のうちの1日の休日を教養の取得にあてることを社員に求めたと言われています
その後労働組合による反対、社員の誤解などもあり実質的には4年以上の月日がかかりました
日本初と言う週休二日制の導入も松下幸之助の働き方改革において実現したと言ってもいいのです
経営者の責務としては、まず企業本来の使命を果たさなければならない!
「企業の本来の使命は、良い品を安く豊富に供給するというところにあります。ですから、コストをできるだけ合理化するため、経営のあらゆる面で徹底的に経済性を追求し、生産性を高める努力をすることが求められてきます」
今の時代の時流には属さないかもしれませんが、当時はこの使命こそ日本を豊かにする原動力になったと思います
松下幸之助の働き方に対しての考え方が記録として残されてもいます
額に汗して働く姿は尊い。だがいつまでも額に汗して働くのは知恵のない話である。それは東海道を、汽車にも乗らず、やはり昔と同じようにテクテク歩いている姿に等しい。東海道五十三次も徒歩から駕籠へ、駕籠から汽車へ、そして汽車から飛行機へと、日を追って進みつつある。それは、日とともに、人の額の汗が少なくなる姿である。そしてそこに、人間生活の進歩の跡が見られるのではあるまいか。
人より一時間、よけいに働くことは尊い。努力である。勤勉である。だが、今までよりも一時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることも、また尊い。そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。
それは創意がなくてはできない。くふうがなくてはできない。働くことは尊いが、その働きにくふうがほしいのである。創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。怠けろというのではない。楽をするくふうをしろというのである。楽々と働いて、なおすばらしい成果があげられる働き方を、おたがいにもっとくふうしたいというのである。そこから社会の繁栄も生まれてくるであろう。
松下幸之助は、人間が本来自ら進歩を求め続ける存在であることを信じていたと言われています
使命感を持ち、働き方を工夫する一面、内発的な動機付けの向上を求め、他方休日を増やす宣言をすることで開 外発的な動機付けを向上させる努力をしていたと言うことです
自らが営む事業が、人間の働き方の進歩により、社会にさらなる繁栄をもたらすのだと言う信念に基づき、その意義や思いを常に社員と共有していたと言われているのです
何かを待つのではなく、自らが行動するその姿勢こそが使命だと言えるのではないでしょうか?
そんなことを強く思ってブログに書きました(^◇^)
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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