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ノーベル化学賞受賞から考える科学は常に諸刃の剣だと思うのです

ノーベル化学賞にアメリカとフランスの女性研究員2人の受賞が決まりました

その快挙の裏にはある日本人研究者の存在があったことも発表されています

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

今回のノーベル化学賞の受賞対象となったゲノム編集技術について、その開発の元となるDNAの塩基配列を世界で初めて発見したのが九州大学大学院の教授である石野良純さんです

彼が発見したクリスパーと言われるDNAの繰り返しパターンがベースとなり、新たなゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」がノーベル化学賞の受賞となったのです

そのことに対して国内外とも大きな喜びと歓声で迎えられました

ゲノム編集とは、私たちの生命の設計図である遺伝子を、文章を編集するように自在に切り貼りして編集できる技術です

これによって医療分野で今後遺伝性の病気やがん・エイズ・難病などの治療の開発に期待が持てると言われています

そして医療分野だけではなく農業分野や様々な分野でもゲノム編集技術は応用されています

ゲノム編集を使って、害虫に強いイネ、生育の早い野菜、腐りにくく長期間日持ちのするトマト、甘みが強く害虫が食べない果物・・・

さらには、近畿大学水産研究所ではゲノム編集した真鯛の養殖実験が行われています

ゲノム編集で筋肉の発達を強めて、肉付きの良い真鯛を育成していると言うことです

ここまで聞くとまるで魔法のような21世紀の便利な科学だと思っている人も多いと思います

でも常に科学は諸刃の剣なのです

このことが普及していくと遺伝子組み換えやゲノム編集されたデザイナーズベイビーと言うものが誕生します

生まれてくる自分の子供に優秀なDNAを組み込めると言うことです

筋肉質の強い子供だったり、背の高い子供を作ることができるということです

論理面での課題があり、生まれる前の受精卵の段階で遺伝子を操作することが懸念されていますが、実際に遺伝病の治療などでは人の受精卵を人為的に操作しています

実際に、2018年中国の研究者が世界で初めてゲノム編集でエイズに感染しにくい双子誕生させたことは記憶に新しいです

さらに安全性も100%大丈夫とは言い切れないみたいです

狙った場所以外の遺伝子を操作してしまう危険性も捨て切れないと言われています

特に病気の治療などで、間違った遺伝子操作が行われてしまうと取り返しがつかないため、安全性の面でも検証が必要だと思います

ゲノム編集技術は、うまく使えば私たちの暮らしをより豊かで便利にする技術ですが、一方で間違えば危険性もはらんでいると言うことです

そもそも不自然だと思いませんか?

この地球や自然は常に調和を保ち絶対に間違いなど起こらないと思っています

人間がある意味神の領域に手を差し伸べて、不自然なものをたくさん作り出しているとしか思えないのです

DNAやRNAなどきちっとした配列があるのであれば、それを設計した誰かがいると言うことです

その設計者はすべての調和やバランスを保つために設計したと思われてます

その調和を崩すのであればおのずと自然界から見れば不自然な状態になります

それが本当に素晴らしい結果のみを残すのでしょうか?

様々な疑念は残りますが、どちらにせよより豊かな未来を作るために人間の良心が問われていると思います

人間の意識が変わらない限りはどんな素晴らしい技術やテクノロジーがあっても悪用する人が後を絶たないと思います

明日もこのことについて少しブログに書こうと思います(^◇^)

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