気候変動を真剣に捉える子供たちと見て見ぬふりする大人たち

イタリアでは2020年9月から「気候変動」についての授業を必須科目とすることが決められました
フィリピンではすべての学生は卒業するときに植樹をすることが義務化されました
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

気候変動を含む地球環境の悪化は現実としてすべての人に降りかかっている問題なのです
特に子供たちは自分たちの未来がかかっているとして、世界では行動に移している現状があります
2019年9月20日世界の様々な主要都市でストライキが一斉に行われました
それは子供たちによってです

気候変動対策を真剣に捉えない大人たちに対して、子供たちが学校へいかずストライキを行ったのです
このストライキは、アジア・太平洋地域を皮切りにアフリカ、欧州と拡大し、パリ・ロンドン・ベルリンなどで多数の子供たちが集まり話題になりました
もちろん米国でも多くの子供たちによってストライキが行われました
この日本でそんなニュースが報道される事はないと思います
その中心的人物がスウェーデンの高校生環境活動家であるグレタ・トゥンベリ(17)さんです

抗議行動は137カ国の計500カ所で行われました
オーストラリアだけでも30万人の児童・生徒や親、支持者が集まりました
正式には発表されてないもの、世界各国合わせると数百万人が参加したと言われています
なぜ子供たちがストライキをするのでしょうか?
気候変動を含めた地球環境問題は、子供たちの未来に直結してるからです

トゥンベリさんはこのストライキを受けて次のように発言しています
どれだけ多くの人が関心を寄せているか、どれほど多くの人がリーダーたちに行動を求めているかが示され、これが新たな社会の転換点となることを期待している
いったい大人たちはこれをどう受け止めるのでしょうか?
米国に調査によると、親たちの80%が気候変動教育に前向きだそうです
そして米国人の70%が人類の活動が地球温暖化の原因になっていると回答しています

私はこれを聞いておかしいと思いました
気候変動教育が必要なのは子供たちではなくて大人たちです
現実をしっかりと見て目を背けないことが大切だと思っています
大人たちが目を背けてきた結果、その代償は世界中の全ての子供たちが背負うことになります
昨年開催された第25回国連気候変動枠組条締約定国際会議(COP25)を受けてユニセフは次のようなことを発表しています

ハリケーンから干ばつ、洪水、山火事まで気候危機が招く結果は常に私たちを取り巻き、最も影響を受けている子供たちは健康、教育、保護、そしてまさに生存を脅かされています
現場今段階でどれぐらい子供たちに危機が迫っているかがデーターで出ています
・約5億3000万人の子供たちが、サイクロン、ハリケーン、暴風などの異常気象や海面上昇などにより洪水の危険性が非常に高い地域で暮らしています

・カリブ海地域での極端な気象事象によって避難を余儀なくされた子供たちの数は過去5年間で6倍以上に増加しています
・およそ1億6000万人の子供たちが深刻な干ばつの経験がある地域に住んでおり、2040年までに4人に1人の子供が水を得るのが非常に困難なことになると言われています

・気象関連の災害は、女の子が学校を中退し、強制的な結婚、人身売買、性的奴隷、虐待に追い込まれるリスクを非常に高めています
・気候変動に起因する病気の負担の90%近くを5歳未満の乳幼児が背負っています
・およそ3億人の子供たちが、汚染された空気を吸っており、そのうち1700万人が1歳未満の乳児です

この3億人の子供たちは、世界保健機関(WHO)によって制定された国際的基準値の6倍を超える空気の汚染された状況に住んでおり、健康、脳機能及び発達に即時かつ長期的に悪影響及ぼす事実があります
・炭素排出やその他の温室効果ガスが原因である大気汚染は、幼い子供たちに重大な影響を及ぼし、肺炎やその他呼吸器系の問題による毎年約60万人の5歳未満の乳幼児が死亡している事実があります

気候変動が深刻化する中で子供たちを持たない親が増えているといいます
しかし今生まれてきている子供たちはどうするのでしょうか?
子供たちが地球環境を汚したわけではありません
我々大人が目を背けてきた現実があります
さらに今後は食糧危機で数億人の子供たちが餓死していると想定されています

日本ではこのようなことがしっかりとメディアで報道される事はありません
しかし現実我々が住んでいる地球で起こっていることです
我々大人はできることがあります
それは目を背けずに現実を受け入れて小さな行動でもいいから動き始めることです

大切な我が子のため、そして地球上の子供たちのために・・・
そんなことを強く感じてブログを書きました

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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