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止まらない土壌汚染で地球から生きた土が無くなるかもしれない

自然は微生物と共に共存していることは間違い無いと思っています

しかし、今は土壌汚染が原因で微生物が豊富な土が消滅しかけているのです

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

国連食料農業機関(FAO)は、2013年の時点で次のようなことを発表している

あと60年で地球上から生きた土が無くなるという危機に瀕している

地球上ではすでに3分の1の表土が化学肥料や農薬の影響で喪失しており、あと30年で残り90%がダメージを受けるということなんです

生きた土が無くなる可能性が高いというのです

そもそも「土」とはどんなモノなのか?

土は、マグマが冷え固まった岩石が細かく砕けたモノ(粘土や鉱物、火山灰など)と、生き物の死骸や排泄物から出来ているんです

特に、植物が枯れたものや、落ち葉、虫の死骸、排泄物などの有機物が、土の微生物やミミズなどによって分解・再合成されたものが土の主成分になるのです

つまり微生物の塊が土の正体なんです

だからこそ、1cmの土が自然の中で作られるには、少なくとも100年以上かかると言われているんです

そんな微生物の塊である「生きた土」が失われている原因は明らかです

農薬や化学肥料です

農薬は、分かりやすいと思いますが「化学肥料」も弊害が大きいのです

例えば、化学肥料を入れない植物の根の周りには菌根菌糸がたくさん生えています

化学肥料をたっぷりと与えた植物の根の周りには、コレが全く無いんです

菌根菌糸が張り巡らされている土は、スポンジのように柔らかく、雨が降っても水を直ぐに吸い込んでくれます

土壌の粒子が徐々に大きくなり、大小の団粒ができるからなんです

微生物が根と共生して作り出す「グロマリン」と呼ばれるタンパク質がしっかりと水を保ってくれているので、水持ちが良く干上がらないんです

しかし、菌根菌糸の無い土は、カラカラになって風が吹けば飛ばされ、雨が降れば根こそぎ流れてしまうのです

全ての植物は土壌生物と共生し、土壌から栄養を吸収する根は、腸内細菌と共生して食物から栄養を吸収している腸と同じような働きをしているのです

もし、人間の腸から腸内細菌全てがいなくなったら?

間違い無く人間は死んでしまいます

であれは、もし地球上の土から微生物がいなくなったら?・・・

地球の大地は死んでしまうのです

今、このようなことが現実としておきているのです

現実を知ることも大切なことだとつくづく思ってブログに書きました

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