化学農薬使用を2050年までに半減する目標を農水省が発表しました
化学農薬の使用を半減させるなど農林水産省が持続可能な食料システムを目指すための数値目標を発表しました
正直・・・何を呑気なことを言っているのだろうと思いました
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
日本は世界有数の農薬使用大国です
化学肥料に頼り微生物のいない死んだ土地も増え続けています
そんな現状の中で2050年まで待てるのでしょうか?
日本は間違いなく有機農業後進国になります
EU (ヨーロッパ連合)などが有機農業を拡大する戦略を打ち出す中、ようやく日本も30年かけてそれを真似していこうと言うことを考えたのです
農水省の発表は次の通りです
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000209001.html
・2050年までに化学農薬の使用量を半減させる
・有機農業の面積を国内の後の25%にあたる100万ヘクタールにまで拡大する
日本は有機農業が全く進んでいません
農業面積のわずか0.2%しか広がってないのです
調査した8カ国の中で最低の数値です
何もしてないわけでは無いのですが、実際は一向に広がっていません
2006年12月に「有機農業推進法」と言う法律ができたにもかかわらず進んでいないのです
日本の有機農業推進法は、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない、そして電子組み換え技術を利用しない農業のことを有機農業と言う」と決められてます
そうでない従来からの農業は「慣行農業」と呼ばれています
欧州の国々では農薬の使用への厳しいまなざし、アメリカ、中国では、慣行農業への不信感があり、消費者が有機農業による作物のほうが安心できる、だから余分にお金を出しても買いたいと考える傾向があります
一方で日本の場合、消費者が慣行農業に比較的信頼感を持っていて、有機農業による作物の消費量がなかなか増えない、という流通関係者もいます
お茶については、とくに輸出向けのものでかなり有機の比率が高まっているなど、例外はあるのですが国内向けのものが農薬まみれです
日本では、作物の見た目が曲がっていないか、色はどうか、虫や鳥に食べられた跡はないか、など市場に流通する際の規格がかなり厳密でやや過剰ともいえます
一般に消費者の好みが有機農業が広がらない理由の1つとも言われています
価格重視、見た目重視で栄養価のない野菜を選ぶ傾向にあるのです
生産者と流通の力関係も影響しており、市場で価値が下がってしまうため、農家が積極的に農薬を使うことにつながっています
一部地域では学校給食を全て有機農業で作ったものにする働きかけなどもあります
これは国や農家さんだけのせいでは無いのです
もっと日本国民が安心・安全な農作物に関心を持たなければなりません
有機農業は農作物を作ると言う事だけではなく、土壌・出出・生物の生息地など自然環境保全するのにもとても大切なことなのです
最低限子供たちが食べる色に関して安全なものを提供したいと思うのが普通ではないでしょうか?
ヨーロッパでは、学校給食で出す取り組みが盛んです
オーストリアやドイツでは自治体がネットワークを作って、ノウハウや気をつけるべきポイントを冊子にまとめたりしています
スーパーや量販店の扱いも増えています
高級なスーパーや都市部の裕福なエリアにあるオーガニック専門スーパーだけではなく、一般の人、所得が高くない人が足を運ぶ量販店でも売っています
慣行農業による産物との価格差も縮まっている品目も多いんです
あの中国ですら有機農業はものすごいスピードで進んでおり栽培面積で世界3位なってになっているのです
市場規模と輸出額でも世界第4位なんです
当然アジアでは最大、世界でも有数の有機農業大国となってきているのです
中国産の野菜が農薬まみれで危険だと言う考えは数十年前の話です
今では国産野菜の方が農薬まみれで、中国産の方が安全だと言う人も現れてきています
なぜここまで改革が進むかと言うと、国家戦略の中でやっているからです
日本の農水省の今回の発表は良いことなのですが、本当に呑気なことを言っていると私は思っています
ちょっと辛口にはなりますが本音のブログを書いてみました
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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