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世界中の農耕地の64%が農薬汚染によって危険だということがわかりました

世界では農業生産の拡大に伴い、農薬の使用量が世界的に急増していることで、環境被害の懸念と有害化学物質の使用削減を求める声がともに高まっています

日本は世界有数の農薬大国として知られています

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

農薬が残留した農作物を食べることによる健康被害のほかにも、上水道に浸出したり生物多様性を脅かす恐れがあると言うことで懸念されています

今回新たな調査結果がオーストラリアの研究チームによって発表されました

それは農薬の有効成分(植物や虫に対して薬効を発揮する成分)92種の使用に関するデータを用いて、世界168 ヵ国における汚染の実態を調べたものです

具体的には、除草剤59種、殺虫剤21種、殺菌剤19種がどれくらい地の中に残留しているかを調べるものです

1種類以上の農薬成分の残留量が、何の影響も生じないと考えられる濃度の1000倍以上と推定された場合、その地域は危険性が高いと判断すると言うものです

その結果分かった事は・・・

世界の農耕地全体の64%に複数の有効成分による農薬汚染の危険性があることがわかりました

さらに31%には高い危険性があって緊急に対策をしなければならないと言う結果が出たのです

半数以上の土地が農薬によって汚染されてる現実があります

特にひどかったのが南アフリカ、中国、インドなどだったと言うことです

もちろん日本も含まれているのですが特に危険性の高い31%には入っていなかったみたいです

オーストラリアシドニー大学のフィオナ・タン氏は次のようなことを言われています

この問題が深刻である理由は、潜在的な汚染が広範囲に及んでおり、危険性の高い地域の中にはそれと同時に高い生物多様性を有していたり、水危機に陥っていたりするところもあるからです

つまりこれらの危険性の高い地域は地下水が汚染されており生物多様性が崩壊して失われていると言うことです

特に危険性の高い地域では、農薬の過剰使用や毒性の高い物質を含む農薬の使用などが考えられると言うことです

また、その土地特有の土壌炭素含有量の低さだったり環境要因が農薬の分解を遅らせている可能性もあることが発表されています

今回の研究データは農薬の使用によっての、人間への健康被害の調査ではありません

あくまでも地球上の大地が汚染され、その先の地下水や生物多様性が失われていると言う研究結果です

大量の農薬が分解されずに大地に残っている現状は変わりません

特に今回危険性が高い土地は、日本を含めるアジアがほとんどを占めています

世界では農薬使用量の低減や有害化学物質の使用削減は早急に求められています

日本は世界の流れに乗っていけるのでしょうか?

このような研究データを日本のメディアは報道しません

不都合な真実と言って良いのでしょう

そんなことを研究発表のデータを見て感じたのでブログに書きました(^◇^)

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