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「大気汚染」と一言でいっても様々な要因が重なって我々に脅威を与えている事は事実である

気候変動(温暖化)問題や生物多様性の喪失など様々なことがG7では話し合われたと言われています

その中で比較的話題にならなかったのが大気汚染問題です

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

なぜならばG7は先進国の7ヵ国で話し合われる会合であり、大気汚染が極めて深刻な中国やインドなどを含む発展途上国が含まれてないからです

大気汚染と一言で言っても様々なものが我々人類を脅かしています

pM2.5と知られている有害な粒子状物質

化石燃料の燃焼や山火事によって起きる有害物質

自動車の排気ガスなどで大量に発生する窒素酸化物(NOx)

空気中に無数に漂っているナノプラスチック

その他にもたくさんあります

その目には見えない細かい様々な物質が肺や血液まで侵入して、喘息や肺がん、冠状動脈性心臓病といった慢性疾患や脳卒中などを引き起こす原因になっていると言われているのです

大学の研究データによると、2018年には大気汚染を原因とする死者が全世界で870万人以上に上ったことがわかっています

新型コロナウィルスの影響で全世界で亡くなった方が320万人(2021年4月末)なのに対してどれぐらい多くの方々が大気汚染で命を落としているか明確です

さらにユニセフの発表によると、大気汚染によって死亡する5歳未満の子供は世界で年間60万人以上に上ることが発表されています

https://www.afpbb.com/articles/-/3195224

「大気汚染は子どもの肺の発達を阻害するだけでなく、血液から脳に入って脳の発達に、そして子どもたちの未来に恒久的な被害をもたらす。どんな社会にも大気汚染を無視する余地はない」

ユニセフ幹部はそう強調します

それだけ我々の命に密接に関係している大気汚染ですが、世界では具体的な対策案などは話し合われていません

そんな中で驚くニュースが飛び込んできました

それは海洋研究開発機構(JAMSTEC)の国際研究グループが発表した大気汚染の変化です

その驚くべき発表とは?

http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20210610/

新型コロナウィルス感染症の流行を受けて世界各地で実施されたロックダウンによって、大気汚染物質と知られる窒素化合物(NOx)の排出量が世界全体で15%以上減少し、その結果として対流圏におけるオゾン(O3)総量も減少したと言うものです

意外と知られてないのですが成層圏の下にある対流圏のオゾンは、温室効果ガスとして振る舞うだけではなく極めて生命にとって有害な物質でもあるのです

オゾンによって幼児や喘息な人などの肺が著しく損傷することで年間多くの方々がなくなっています

またオゾンが植物の光合成能力を低下させることで農作物の収穫量が激少してることもわかっています

発表によると、人類が大気中に排出した窒素酸化物が太陽光と反応するとオゾンが生成されるものの、オゾンの生成には天候や他の化学物質などの要因も絡み合うため、条件によっては窒素酸化物が減ってもオゾンが増えることもあるといいます

最終的には2020年6月までに対流圏全体のオゾン総量が2%減少したと言うこともわかっています

これはどれだけすごいことを示しているのでしょうか?

G7などでも話し合われた温暖化問題で、温室効果ガスを削減する対策を講じて行った場合と比べて15倍以上のスピードで大気が一気に綺麗になったのです

人間の活動によって引き起こされていることが100%証明されたと言うことです

強制的にロックダウンで活動できなくなれば地球の環境は一気に改善されたと言うことです

世界ではいまだに人類の活動と大気汚染の関係は必ずしも明らかではないと発表しています

それは自分たちの責任を取りたくない為の嘘だということがわかったとことです

今回も1つ分かった事は、世界各地における窒素酸化物の排出量減少による効果が複雑な大気プロセスを通して複雑に重なり合い、気候システムに対して地球規模で甚大な影響を及ぼしていることを初めて詳細に実証されました

間違いなく人間が引き起こした人災なんです

そしてその人間の利己的な欲と無関心が引き起こした大気汚染が原因で多くの方々が世界で死んでいってる事実があります

我々は何気なく生活していながら環境を汚染し多くの方々の命を脅かすことに加担してるのです

そんなことに少しだけでもいいので意識を向けることが大切だと思います

そしてそれらを少しでも改善するための方法がたくさんあると言うことです

そんなことを新しい発表のデータを見ながら感じたのでブログに書きました

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