地球の大気も海も繋がっていることを再度認識しなければいけないかもしれない
この地球の中で大気も海も繋がっており一つだと言うことを認識しなければいけないと思っています
日本から遠い国や場所で起こっている様々な環境破壊や環境問題はすべて我が国にも影響してると言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
先日読んだニュースで、世界で起きている森林火災は北極の温暖化を加速していると言うものがありました
なぜ遠い国々で起きている森林火災が北極に影響するのでしょうか?
皆さんはエアロゾル効果と言う言葉をご存知でしょうか?
通常、エアロゾルは太陽放射を地球の外へ反射して温暖化を防いでくれています
ブラックカーボンと呼ばれる黒いすすは、ディーゼルエンジンや石炭などの不完全燃焼や森林火災によって排出され、残念なことに太陽放射を吸収して気温を上昇させることで知られています
森林火災では、草木などのバイオマスが不完全燃焼することで茶色や黄色のブラウンカーボンも排出されます
こちらも気温を上昇させていると考えられてはいるんですけど、そのレベルについてはいまいちよくわかっていないんです
そのエアロゾル効果の一部が最近わかってきたらしいのです
5年の歳月をかけた研究で、北極の大気中にあるブラウンカーボンの測定データをもとにモデリングを行なった結果、ブラウンカーボンは北極圏の温暖化が他の地域よりも進んでいる大きな要因のひとつだったことがわかったのです
全世界で起きている森林火災が北極圏の温暖化を加速させたと言うことです
森林火災は世界中でアウトオブコントロール状態です
北極に近いシベリアの一部では、火災によって過去最大の炭素排出量を記録しました
また、今年2月に発表された国連の報告書によれば、森林火災の発生件数は2050年までに30%、2100年までに50%増える可能性があるとのことです
報告書の著者らは、森林火災と気候変動はお互いを深刻化させる効果がありそうと結論づけていますが、悪いことに世界各国はそんな未来への備えがまったくできていません
実際のところ、こんなに気象災害による悲しいニュースが飛び交うなかでも、気候変動対策をめぐる国際協力は泥沼化する一方なんです
ちょっとでも温室効果ガス排出量を減らそうとすると、一部の国や化石燃料利権グループが激しく抵抗する始末なんです
今そこにある危機よりもお金の方が大事だと言うことです
ブラウンカーボンの増加、北極圏の氷の融解、森林火災が絡みあう負の連鎖が世界で起きていると言うことです
今後はドミノ倒し式でさらなる悪化が起きることは間違いありません
昨年、北極の海氷が解けると米西部で大規模な森林火災が起こりやすくなるという研究結果が発表されました
北極で起こっていることと、わたしたちが生活する中緯度地域の気象災害のつながりがますます明らかになったと言うことです
一体誰がこの最悪の事態を止められるのでしょうか?
もちろん私たち人間です
国や企業が止めるのではありません
私たち一人ひとりの意識が変わらない限りは環境問題は何も変わらないのです
そんなことを強く思ってブログに書きました
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