世の中は「グリーンウォッシュ」だらけかもしれない
SDGs(持続可能な開発目標)が今や当たり前になっている今日、企業はプロモーションの一環として自社のSDGs活動を盛んに発信している
しかしよく見てみると見かけだけの環境問題への取り組みが多くありすぎるように感じます
株式会社 日向の鳥辺康則です
SDGsは2〜3兆ドルの経済効果があると言われており多くの企業がブランドイメージの向上や製品のイメージ戦略の中で関わっていると言われています
つまりお金儲けのために使われている部分が多いのです
だからこそ形だけのSDGsや名前だけのサスティナビリティが世の中には多すぎる
そんなことを「グリーンウォッシュ」と言うらしいのです
「Green Washing(グリーンウォッシュ)」とは、環境に配慮したエコなイメージを与える「グリーン」と、うわべを取り繕う意味の「ホワイトウォッシュ」を掛け合わせた造語です
一見、環境問題に配慮した地球に優しい消費やサービスに見せかけて、実はそうではないというものです
いかにも環境に良さそうに装っているため見分けるのが難しく、そのため「本当のエコ」を見えにくくさせるのです
問題は、「本物」の考え方や商品が人々の目に留まらなくなり「本質」が見えなくなることです
そして、「エコ」だと思って手に取ることが、逆に環境に負担を与える悪循環を生む可能性がある
大量のCO2を出しプラスチック廃棄問題の1番の企業であるコカコーラもボトルの色グリーンにしてSDGsを前面に打ち出しています
調べたらすぐに出てくるほど有名な話を挙げると、欧州の「マクドナルド」が2009年にロゴを黄色と赤から黄色と緑に変更したことも、ヨーロッパはエコ意識の高い地域なので話題になったようです
ほかにも若者に人気のファストファッション「H&M」が、サステナブルコレクションと謳っている商品に対し、環境問題にどれくらい配慮されているかが不明瞭だとしてノルウェーの消費者庁が指摘しているなどがあります
大量生産大量消費の会社なんだけどブランドイメージを高めるためにいろんなことを打ち出してます
そのこと自体は社会全体が環境問題に興味を受けてくれることに貢献してるかもしれないので良いかもしれませんが、本当にうわべだけのものが多いです
日本にはSDGsコンサルタントと言われる人たちがたくさんいます
その人たちがマーケティング戦略の中で環境問題のことを単純に使ってるだけです
「地球に優しい」「環境にやさしい」などのキャッチフレーズはともに商品戦略で使われることが多いです
具体性に欠けていて何が本当に問題解決になるのか結果として示していません
そんな会社を見抜くには?
2015年に国連で提唱されたSDGsです
それ以降急激にグリーンウォッシュが増えたのです
つまり2015年以前から環境問題のことを全面的に打ち出している企業は比較的まともだと思います
環境にやさしいのではなく環境を浄化するのか?
2015年位前から環境問題に取り組んでいる姿勢が会社にあったのか?
こんなことが大切になるかもしれません
環境問題を一過性のブームで終わらせるのではなく、真剣に取り組んで前に進めなければならないと思っています
莫大な利権やお金が絡むことでもあるのでほとんどの企業がそこに賛同しブランドイメージを高めようとしています
そこに騙されることなく本質を見極める力を持ちたいですよね
そんなことを思ってブログに書きました
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