農薬や化学肥料の高騰により有機農業が注目されているようです
久しぶりのとっても明るいニュースです
農薬や化学肥料、原油の値上げによる食材の高騰が家計を直撃してる現実があります
株式会社 日向の鳥辺康則です
それだけ様々なものを使わないと農作物が作れないと言うことです
そんな中で再度注目を浴びてるのが「有機農業」です
なぜならば農薬や化学肥料を使わないからです
そのことに対して以前ブログを書いたのでよかったら読んでみて下さい⬇︎
https://117kirei.com/20220612toribeblog/
長い目で見たら5年後位には収穫量や物価価格が逆転する可能性があると言われています
有機農業で作った野菜の方が安くなる可能性があるのです
ある面白い実験結果があることを知りました
有機農業の研究を支援する米国の非営利団体・Rodale Instituteが所有するペンシルベニア州カズタウンの12エーカー(約4万8000平方メートル)で行われた実験です
土地を大きく3つの区画に分けて、「有機肥料で栽培する区画」「緑肥を用いて有機栽培する区画」「従来の方で栽培する区画」
この実験を40年近くにわたって徹底的にされたそうです
実験内容は、土壌の健康状態や作物の収穫量、エネルギー効率、水の使用と汚染、作物の栄養状態などのデータ収集です
そして分かった事は次のようなことです
・5年間の移行期間を経た後は、従来農業と競争可能な収穫量が得られる
・干ばつ時の収穫量が従来農業よりも最大40%高い
・付近の水に有害な化学物質が流出ない
・エネルギー消費量が従来農業と比較して45%少ない
・炭素排出量が従来農業より40%少ない
・農家が得られる利益が従来農業より3〜6割増加する
どう考えても有機農業の方がメリットだらけじゃないですか?
これだけの違いが出た理由に対して「土壌」が大きく関与していると分析されています
土壌中に存在するバクテリアや真菌、その他の微生物である有機物が多いほど土壌は健康である
有機農業では土壌中の有機物が年々増加していく傾向がはっきりと見られている
土壌が健康であればあるほど良い作物ができると言う当たり前のことです
健康な土壌は、より多くの水分を保持するため干ばつ時でも植物水分を提供できることもメリットとして挙げられてました
別の実験でも有機農業は従来農業と比べて収穫量が2倍近くとなると言うデータも出ています
これは有機農業は労力を軽減しても一定の収入量が確保されることを意味します
ますます農薬や化学肥料が高騰する中で、5年頃先を見て有機農業に切り替える農家さんがどれぐらい日本で現れるのでしょうか?
そんなことを考えながら少しでも化学肥料や農薬を減らすことを考えてくれる農家さんが増えると嬉しいです
そんなこと思ってブログを書きました
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