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怒りの感情を受け流せるようになる空海の教えとは?

巷では「アンガーマネージメント」と言う言葉がとてもクローズアップされています

怒りと言う感情を少しでもコントロールすると言うことです

株式会社 日向の鳥辺康則です

そもそも怒りは人間の感情の一つです

一般的には怒りは良くないと言われていますが、私自身はとても大切な感情の一つであると思ってます

怒りの感情自体は悪いものではなく、自分の心を守る防衛本能だと思っているのです

しかし、その怒りに飲み込まれてしまうと人生を失ってしまう大惨事になることもあります

だからこそ怒りと言う感情とどのように上手に付き合ったら良いのかが大切だと思っているのです

心理学では不安・辛い・苦しいといった一次感情が高まり、怒りという二次感情を引き起こすといわれています

しかし、私は怒りと言う感情の多くが「自分の思い通りにいかなかったときに発生するものだと思っています」

一般的には6秒ルールと言われ、怒りを感じたときに、6秒間数を数えて冷静になることが言われています

なぜならば一般的に怒りのピークは6秒間であるといわれているからです

さらに深呼吸すると良いと言われています

怒りにより興奮した自律神経を落ち着かせる効果があるからです

確かにこれらは有効的ですが一時しのぎでしかないのです

そもそもその怒りはどこからやってきているのか?

原因の追及も大切だと思います

そんな時役に立ったのが「空海」の教えです

空海の教えのベースになったら仏教では人、間の煩悩には大きく分けて三つがあると言われています

貪欲(貪り)、嗔恚(怒り・憎しみ)、愚痴(迷い・愚かさ)の「三毒」です

この三毒の中のひとつが怒りや憎しみです

これがとても厄介だと言うことなのです

なぜなら、怒りという感情は自分の外側に向かっていく傾向があり、時には他者への暴力的な言葉や行動につながることがあるからです

更に一度燃え上がった怒りが収まらず、自分自身の心を焼き尽くすことさえあります

最近は高齢者が怒りやすくなっていると言うブログの記事を書きました

カスタマーハラスメントやキレやすい人が増えてるように感じます

怒りへの対処法について空海はこう述べています

「世の中のすべての人を自分だと思って見なさい。そうすれば相手に怒りをぶつけることはない」

簡単なようで難しい文章です

空海を教えては、同じ行動をとられた時に激怒する人がいる一方で平然と受け流せる人もいることに着目しています

一体何が違うのでしょうか?

つまり、怒りとは自分自身の心がつくり出しているものだと言うことです

怒りの根本をひもといてみると、そこには「思い通りにならない苦しみ」があります

結局は自分の都合通りにならないから、人は怒りに振り回される

そこで大切になるのが「如の心」です

相手の都合や立場になって考えてみるときに、そのことが少しだけでも理解できるようになると言うことです

いかに相手の立場や考えに寄り添えるか?

人間は感情で動いている動物だと言われています

その感情の多くは損得や好き嫌いで決定しています

しかし空海は教えとして「損得を超えて接すれば心満たされる関係が生まれる」と説いているのです

自分が相手よりも優位な立場にある時、私たちはつい傲慢な態度をとってしまうことがあるものです

しかし、そのような姿勢は自分自身に返ってきます

必ずです

なぜならばそれが法則と言うものだからです

人間関係は鏡のようなものなので、自分が相手を見下せば必ずいつか自分も見下され敬遠されるのです

空海の教えは次のようなことです

「自分が相手より高い立場にあったとしても、奢ってはいけない。たとえ損をしたような気持ちになっても、思いやりを持って接すれば、自分自身は満ち足りるのだ」

パワハラやセクハラがなくならないのも、このような気持ちがないからです

どんな人にも謙虚さと優しさを持って接すれば、何より自分の心が満たされ穏やかな気持ちになれます

もちろんこのような事は簡単なことでは無い事は知っています

しかし、とても大切なメッセージが込められているようにも感じるのです

私自身も怒ることもあるしカッとなることもあります

その時にいつもこの言葉を思い出したのです

「如の心」です

人間は、いつしか身勝手な自分本位の考え方になってしまいがちです

それを正せるのは自分自身だけです

そんなこと思って今回ブログを書きました

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