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ウィルスは常に変化し続けるものだと思わなければならない

コロナウィルス2019も発生から3年以上経ち少しずつ日常生活を取り戻しつつあるのが現状です

しかしウィルスは常に進化続けるので絶対に安心とは言い切れないのです

株式会社 日向の鳥辺康則です

米国ではオミクロン系の新たな変異株「クラーケン」(XBB.1.5)が爆発的に増えたことが懸念されています

SNS上でノルウェーに伝わる伝説の巨大タコ「クラーケン」の通称がつけられた新たな変異株は当初、アメリカ国内の新規感染者に占める割合が、わずか1ヵ月ほどで4%から40%を超えるまでに急増したとされました

ウィルスは永遠に変化し続けるのです

世界で爆発的に広がっている鳥インフルエンザもそうです

日本国内でも殺処分が1000万羽を超えて過去最大になってます

アメリカでは昨年以降の家禽類の殺処分が5800万羽と過去最悪を記録してます

今回の鳥インフルエンザの懸念材料がたくさんあります

例えばこれまで夏に収束することの多かった鳥インフルエンザが、季節性を失って野鳥などに年がら年中感染する状況が続いています

つまり流行シーズンにウイルスが急増したのではなく、長期にわたって流行がずっと続いているのです

そしてさらに怖い事は「哺乳類」に感染してきていると言うことです

基本的に哺乳類への感染は起こりにくいのが定説ですがそれを覆すような報告が増えてきます

感染症法で2類感染症になっているのはH5N1(高病原性)およびH7N9(低病原性)の2つの鳥インフルエンザこれ以外の亜型の4類感染症となっています

2020年以降H7N9のヒト感染例は報告されておらず、もっぱらH5N1が話題になっています

問題は、いくつかの哺乳類に鳥インフルエンザ(H5N1)の感染事例が複数報告されていることです

米国ではクマ、スカンク、アライグマ、アザラシ、ヤマネコ、アカギツネ、 英国ではキツネ、カワウソ、アザラシなど、他の多くの哺乳類も鳥インフルエンザに感染していると報告されています

国内でもキツネとタヌキから鳥インフルエンザ(H5N1)が検出されたことが話題となりました

ダゲスタン国立大学によると、ロシア南部のカスピ海沿岸における大量死したアザラシから鳥インフルエンザ(H5N1)が検出されているとのことです

スペインでは、農場のスタッフがミンクの自然死亡率が高くなっていることに気づき、鳥インフルエンザ(H5N1)の検査をしたところ複数が陽性になったと報告されています

ヒト以外の哺乳類の間での感染は、鳥から鳥感染とヒトからヒト感染の中間段階である可能性があるのです

そして、今回は「鳥から哺乳類」だけでなく「哺乳類から哺乳類へ鳥インフルエンザ(H5N1)が感染している」という見解が出てくるとなかなか背筋が凍ります

しかし鳥インフルエンザは基本的にヒトに感染しにくいと言われています

しかし、今回の哺乳類への感染や哺乳類から哺乳類の広がりを仮にしたとしたら・・・

ウィルスは常に変化し続けて絶対に大丈夫で保証ありません

だからといって鳥インフルエンザがヒトに感染しないわけではないのです

1990年代には香港で大規模な流行が発生し、その際には何百人が命を落としました

そして昨年は自宅でアヒル20羽を飼っていた英国在住の男性や、ウイルス感染が疑われた家禽の殺処分に関わった米国在住の人物など少数ではあるが検査で陽性が判明した人がいます

ヒトに対して、H5N1に関しては現在も持続的に感染例が報告されています

感染した鳥の羽や粉末状のフンを吸い込んだりするとヒトでも発症する可能性があるので注意が必要と言われてます

実際に2003年11月から2023年1月までに、鳥インフルエンザ(H5N1)のヒト感染例は、世界全体で869人報告されており、52.6%にあたる457人が死亡しています

ただし世界的に感染が増加しているというシグナルはありません

これまで一度も感染例が観察されなかった南米で、9歳の女の子に鳥インフルエンザ(H5N1)の発生が報告されたことは気がかりですが

専門家は動物からヒトへの感染を可能にする新たな突然変異は、いつでもどこでも起こりうる現象だと警告をしてるのです

WHOのテドロス事務局長は2月10日「鳥インフルエンザが変異してヒトからヒトに感染する事態となることも想定しておかなければならない」と警戒感を強めているのが現実なんです

その他にも気になるニュースはたくさんあります

アフリカ起源の家畜伝染病「アフリカ豚熱(ASF)」の感染がアジア全域に広がってきている現実です

豚やイノシシの病気で人には感染しないが、豚やイノシシが感染すると致死率が高く感染が広がれば畜産業界は甚大な影響を受ける可能性があるのです

アフリカ豚熱は現在日本で発生している豚熱(CSF)とは全く別の病気です

有効なワクチンや治療法もありません

2月9日にはシンガポール初の感染事例が確認されました

2023年2月現在、アジアでアフリカ豚熱が発生していないのは日本と台湾だけとなってしまいました

それぐらい感染爆発してるのです

台湾は10日、シンガポールからの豚肉製品の持ち込み禁止を発表した

禁止品目はポークジャーキー(肉乾)・ソーセージ(香腸)・ハム(火腿)・ベーコン(臘肉)・豚肉ベースのインスタントラーメンや缶詰バクテー(肉骨茶)の素などです

個人の海外旅行のお土産も例外ではありません

違反時の罰金を最大100万台湾ドル(約400万円)に引き上げるなど検疫体制を強化しいるので本当に気をつけてください

しかし、相変わらず日本はこういうことに対してもスピーディーに決断できない現状があります

このように特定の家畜に広がっているウィルスや感染症は我々に何を伝えようとしているのでしょうか?

ウィルスは周りの環境に適して常に変化し続けます

その環境を作り出したのは我々人間だと言うことです

そのことをきちっと理解しておかなければならないと思ってます

そんなと思ってブログに書きました

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