自然界の調和は我々の知識を遥かに超えて働いていると思います
今回のNHKスペシャルもとても魅力的で面白いですね
「超・進化論」のテーマで、植物・昆虫・微生物などを5年以上にかけて徹底的に追求したことが放映されてます
株式会社 日向の鳥辺康則です
その中で微生物の働きにとても私自身も再度びっくりする部分が多いです
人間は微生物でできている!と言われるくらい自然界の中で微生物の働きってとんでもないものがあるんですよね
人の体で暮らす微生物は1000種類で約100兆です
人の細胞のおよそ37〜60兆より圧倒的に多いと言われています
太古の祖先による海から陸上への進出も、腸内に微生物がいたことで果たせた可能性があるとのことなんです
また空中では植物だけでなく光合成の50%を微生物が担っているという驚きの事実も判明されました
最近では、がん治療に劇的な効果を示す微生物なども発見されてます
とてつもないスーパーパワーを持ってるのが微生物なんです
さらにこの微生物は周りの環境に適応しながら調和を保つためにどんどん進化してるのです
それはもともと自然界になくて人間が化学の中で作り出したプラスチック
そのプラスチックが今世界的に問題になっています
なぜならば自然界で分解されないからです
年間約800万トンものプラスチックが捨てられて汚染源になっています
分解されないプラスチックは波や紫外線の作用で数ミリ程度に細かく断片化されマイクロプラスチックになり我々の生活を脅かしているのです
しかし行き過ぎたプラスチック汚染によってバランスを崩した地球で誕生したのが新しい微生物です
地球の臨界点を越えて調和が崩されたときに、自然界は必ずバランスを取ろうとします
そして今回は自然界にもともとないプラスチックを分解する酵素を持った微生物が、世界各国で同時に発見されているのです
世界中の汚染が進む中で、プラスチック分解酵素を持った微生物が、なぜ一斉に生まれてきたのか?
今の科学では絶対に解明できないと思います
でも実際に世界中で発見されているのです
それが自然界の調和と言うものだからです
プラスチックが本格的に普及したのはわずかこの50年間です
たったこの50年間の中で我々は取り返しのつかない環境汚染をしてしまったのです
その取り返しのつかない事態を小さな微生物が懸命に調和を保つために働き始めているのです
そして今回その微生物の酵素を抽出し、プラスチックを短時間で分解することを可能にする技術が研究されています
1トンものプラスチックが10時間以内に90%以上リサイクルできる状態に分解してしまう能力を持っています
フランス・トゥールーズ大学の生物学教授のアラン・マルティさんはこのように語っています
「微生物のおかげでプラスチック汚染という問題を解決する可能性のある酵素が生まれたのです。未来の世代に大きな恩恵となるでしょう」
だからといって安心してはいけないのです
我々がプラスチックを減らす努力をしなければいけないということには変わりありません
また新しい素材のプラスチックに変わるものの開発や自然由来のものに切り替えていくことも大事です
微生物が分解してくれてるから、大量に使って良いと言う考えは完全に間違ってます
我々はどこまでいっても自然界の一部であり自然と共に調和をとって生きていると思ってます
その自然界のエネルギーバランスや調和を崩してしまったらまた人間です
本当に地球上で多くの生き物が共存共生の中で助けながら生きています
このことに感謝してできることを精一杯しなければいけないと感じました
そんなことを思ってブログに書きました
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