観測史上最も異常気象が多かった2021年を振り返る②
この10年間の世界の平均気温は、産業革命前の世界平均気温より1.2℃高くなった現実があります
このままで行ったらパリ協定で決めた1.5℃以内など到底無理であり2.0℃ですら難しい現場になっている
株式会社 日向の鳥辺康則です
1.5℃と2℃では、世界で発生する異常気象の頻度や大きさが全く変わると言われています
異常気象が8倍以上の頻度になり2倍以上の大きさになると言われているのです
熱波
世界の記録的に熱波は収まることなくどんどん拡大していってます
熱波とは、その地域の平均気温よりも著しく向な空気が一帯を覆う現象です
特徴は広域で何日間も信じられない暑さの日が続くと言うことが起きます
ヨーロッパでは2003年の記録的熱波で推計7万人以上の人が死んでいます
そしてそれ以来ほぼ毎年推測されている発生頻度や規模が上昇し続けているのです
2021年夏はアメリカオレゴン州で47.2℃を記録しました
1890年代に観測を始めて以降最も高い気温になりました
カナダのブリティッシュコロンビアでは6月下旬に49.6℃になり国内最高気温を上回りました
イタリア・シシリア島ではヨーロッパ観測史上最高の48.8℃を記録しました
他にもインドやパキスタンでも熱波が発生し多くの被害と死者が報告されています
都市部ではコンクリートや高層ビルによるヒートアイランド現象も相まって気温が上昇して倒れる人が増え続けています
日本でも熱中症で搬送される方が年々増えて付けているのが現状です
また熱波による乾燥は森林火災を助長する原因ともなり世界各地で熱波と森林火災が同時発生してるのです
森林火災
熱波や干ばつは深刻な森林火災を引き起こす一因となっていることは間違いありません
火災の原因は人為的要因もあるが、空気が乾燥することによって自然発火と言うこともあるのです
そして長期間にわたっても広がりなかなか消化できない原因の多くが極度の乾燥にあるのです
2021年夏に発生したシベリア地方の森林火災は、日本国土の半分に値する約1800万ha生焼き尽くしたのです
その煙は北極圏に到達した位史上最悪の森林火災となりました
他にもギリシャのアテネやカルフォルニアでも過去最悪の森林火災が報告されてます
森林火災は言うまでもなく人の生活を脅し、動植物の命を奪います
さらにCO2を大量に排出することによって、CO2を吸収する森林を失うことの両方で温暖化を加速させるのです
気候変動はドミノ倒しで悪化します
徐々に徐々に悪化するのではなく一気に最悪の事態を招くのです
いったい人類はどの方向に向かって行ってるのでしょうか?
そんなことを思ってブログを書きました
次回に続きます
No comments yet.