世界の飢餓が過去最多の1億9300万人に増えていってる現実があります
日本のいたるところでSDGsと言う言葉を聞くようになったと思います
SDGsの目標2は「飢餓をゼロに」です
株式会社 日向の鳥辺康則です
アジアやアフリカでは飢餓による栄養不足で子どもたちの命が失われている一方で、先進国では食品ロスが問題視されています
「飢餓」とは長期間にわたって十分な食物が摂取できず、栄養不足で軽度な運動なども困難になる状態を指します
世界中の5歳未満の子どものうち、3人に1人以上が栄養不足です
慢性的な栄養不良は消耗症や低体重などを引き起こし、最悪の場合は死に至ります
かろうじて命をつないだとしても、栄養不良が心身や知能の発達を阻み、社会生活がまともに送れないのが現実です
慢性的な栄養不良が及ぼす社会・経済への影響は大きく、経済成長や人間開発の面で大きな遅れをとる国もあります
しかしこの20年間の推移を見ると世界の飢餓人口は間違いなく減る方向に行っていました
しかしここ近年は爆発的に世界での飢餓人口が増えています
一体何が要因なのでしょうか?
WFP=世界食糧計画などは5月4日におよそ2億人が危機的な食料不安に陥っているとする報告書を発表しました
2021年に世界53の国と地域で1億9300万人が危機的、もしくは深刻な急性の食料不安に直面したということです
2020年と比べると4000万人近く増えていて、過去最多だということです
アフリカのエチオピアや南スーダン、中東イエメンなどが最も深刻で、餓死や生活の崩壊を食い止めるために「緊急の行動が必要」としています
食糧危機の最大の要因は「紛争」で1億3900万人が危機に陥ったほか、「異常気象」によって2300万人以上、主に新型コロナウイルスの影響による「経済ショック」で3000万人以上が危機に陥ったとされています
結局は食糧危機を拡大させていくのは人為的な戦争や紛争なのです
最も深刻なのはコンゴ民主共和国、エチオピア、イエメンなどです
アフガニスタンでは、イスラム主義勢力タリバンによる政権掌握後、米国の制裁などで飢餓に陥った市民が増えているとしています
さらに最悪なのは今年に入りロシアがウクライナに侵攻したことが原因で食糧危機が拡大していると言うことです
ウクライナとロシアは合計で世界の小麦輸出の約3割、トウモロコシ輸出の2割を占めてます
世界有数の穀倉地帯で起きた紛争で、小麦価格は年初から約30%上昇してます
小麦輸入の半分以上を両国に依存する国は36カ国に上り、多くが中東・北アフリカ地域に集中してます
現地の穀物自給率は4割程度
両国からの輸入に大きく依存してきただけに、影響は深刻なすぎるのです
国連のグテレス事務総長は先週、「食糧やエネルギー価格の上昇で貧困と飢餓が拡大している」と指摘してます
戦争に伴う戦乱により、世界107カ国で17億人が深刻な打撃を受け、うち5億5300万人が貧困状態、2億1500万人が栄養不足との報告書を発表しました
最も深刻なのはこの戦争は軍事攻撃の犠牲者よりも、貧困と飢餓で亡くなる人の方が圧倒的に上回ると言う現実です
遠い他国で起きている知らないことだと無関心でいるのではなく関心を持つべきことなのです
日本国内でも小麦やとうもろこしの物価上昇により様々なところに影響が及んでいます
言葉ではSDGsと企業イメージを良くするために大々的に宣伝広告費をかけてアピールしてる割には、実際このような食糧危機や飢餓問題に積極的に取り組んでないところが多いと思ってます
日本は多くの食料を食べれるの捨てている国です
食料に溢れて水も水道ひねれば自由に飲める国です
だからといって今起きている現実から無関心でいて良いのでしょうか?
そんなことを今回を持ってブログに書きました
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