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米国の有機フッ素化合物(PFAS)安全基準値が大幅に引き下げられました

沖縄でも水道水からPFASが検出される等で問題視されているフッ素化合物

少量でも人間に対して様々な悪影響を与えることが少しずつわかってきたみたいです

株式会社 日向の鳥辺康則です

そしてこのたび米環境保護庁(EPA)は、有機フッ素化合物の一種であるPFOSとPFOAについて、飲料水として生涯摂取し続けていい濃度を表す「生涯健康勧告値」を引き下げました

これまで合計1リットル当たり70ナノグラム以下だったが、毒性をより重く捉えPFOSを同0・02以下、PFOAを同0・004以下とした。合算しても2916倍厳しい値になったのです

それだけ微量でも人体に悪影響があることが科学的に証明されたと言うことです

では日本での数値設定変更はあるのでしょうか?

PFASを巡ってはこれまでも免疫への影響や発育不全、発がん性などが指摘されてきたが、より低レベルの摂取でも健康被害が起こることがはっきりしたんです

PFOS・PFOAは自然界ではほとんど分解されず、飲料水などを通じて摂取された後は長期間人体に蓄積されます

国内では原則、製造・使用が禁止されている化学物質です

過去に書いたブログもあるので参考にしてください⬇︎

https://117kirei.com/20220504toribeblog/

https://117kirei.com/20220504toribeblog/

厚生労働省は2020年に飲料水、環境省は河川など環境中の暫定指針値を定めました

日本の平均体重から、米国より厳しい50ナノグラムに設定したのです

今回のEPAの変更を受け、日本政府が指針値を変えなければ整合性が問われる事態になるところが、全くもって国民の健康をないがしろにしてることになります

早急な対応を求めるのが普通だと思います

なぜならば実際にわが国日本でも様々な地下水や水道水の中からこちらの物質が検出されているからです

沖縄県内では米軍基地周辺の水源で高濃度のPFASが検出されているが、県は基地周辺の取水を減らすなどし、指針値以下になるようにしています

ただ、PFOSとPFOAの合計は21年度平均12ナノグラム、22年度は4月までで平均4ナノグラムです

最新EPA勧告値を超える現実があるのです

調査団体インフォームド・パブリック・プロジェクトの河村雅美代表は「PFOSとPFOAの危険性を米政府が認めた。日本政府も参考にせざるを得ないはずだ。政府や自治体は市民の安全のために緊急に措置する必要がある。基地に関する米軍交渉にも戦略的にこの数字を使うべきだ」と指摘しました

次から次えと化学物質の危険性がはっきりしてきています

以前の基準値に比べて2000倍以上厳しくなったのです

今まで散々その危険性を発信してきたとしても国や企業は動きませんでした

実際今回の基準値でも甘いと思ってます

実際0でなければ悪影響が全くないとは言えないのです

これは沖縄だけの問題ではなく、日本国全体の問題なのです

そのことを踏まえて政府はいち早く基準数値の厳格化を決めてほしいと思ってます

そんなことを思ってブログに書きました

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