世界の飢餓人口は着実に増え続けている現実があります
日本は豊かな国なので世界で飢餓人口が増えていると言ってもぴんとくる人は少ないかもしれません
しかしコロナ禍で世界の飢餓人口は急増しています
株式会社 日向の鳥辺康則です
さらにウクライナ侵攻で事態は深刻化しさらなる飢餓人口を増大させる結果になりつつあります
日本にいるとあまり感じることないと思うのですが世界の人口は爆発的に増え続けています
50年前である1972年は世界人口は37億人と言われていました
2022年の今は80億人を超えています
人間が増える事は良いことなのですが、その結果として水不足・食料不足・エネルギー不足・土地不足など様々なものが不足する時代になっています
さらに環境汚染は人間の活動によって引き起こされるので、更なる深刻な事態になっていくのです
大気汚染・水質汚染・土壌汚染・海洋汚染などにより生態系がさらなる被害を受け環境汚染は深刻化します
ゴミ問題やプラスチック問題も加速します
1秒間に3人・1時間で1万人以上人間が増え続けています
それが私たちが住んでいる地球の現状だと言うことです
そして今回、国連世界食糧計画(WFP)など5機関が22年版の「世界の食料安全保障と栄養の現状を発表しました
その報告書によると世界の10人に1人が飢餓の影響にさらされている現実があります
飢餓人口は2021年に約8億2800万人にのぼり、前年から約4600万人増えたといいます
そしてロシアのウクライナ侵攻による影響で、さらに状況が悪化することが確実視されています
こんなニュースを聞いても日本にいると平和ボケでぴんと来ませんよね
以前は様々な国の協力により飢餓人口は確実に減り続けていました
そして2015年位までは低い状態で横ばいの数字が継続されていました
だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で食料価格が上がったことなどに伴い、飢餓人口は20年に急増したのです
21年も増え続け世界人口の10%近くになったのです
それに追い打ちをかけて始まったウクライナ侵攻です
国連食糧農業機関(FAO)によると、ロシア産小麦の輸出シェアは19%と世界最大でありウクライナ産の9%とあわせると世界の小麦輸出の約3割を占めます
ウクライナとロシア産の小麦の輸出は、エジプトやトルコなどの中東やアフリカ諸国が中心でした
ウクライナ産小麦への輸入依存度の高い中東・アフリカ諸国は、食生活に欠かせない小麦に調達が難しくなり食糧危機が訪れているのです
これによりさらなる飢餓難民が爆発的に増えると言われています
国連は6月8日に報告書を公表し「穀物価格の上昇などによって94か国の16億人が影響を受けている」と指摘しました
またグテレス事務総長は「前例のない飢餓と貧困の波を引き起こす恐れがある」と強い懸念を表明しています
日本にいるとこのような情報聞いても他人事と思う人が多いと思います
しかし実際は多くの国々が食料輸出禁止に踏切始めている事実があります
日本は食料自給率が低く輸入食品に頼っている大国です
各国が自国を優先して食料の輸出をストップしたら・・・
そんな事態が来ないとは限らないのです
国際食料政策研究所(ワシントン)によるとウクライナ侵攻以降、合計26か国が食料や肥料に対して全面的な輸出禁止措置のほか税制措置や特別認可制度などの輸出制限を導入しています
アルゼンチンは牛肉、ガーナはトウモロコシ・コメ・大豆の輸出を禁止しています
イランはジャガイモ・ナス・トマトの輸出を禁じ、レバノンではアイスクリームやビールの輸出も禁じられています
これは食料だけではなく農業で使う肥料や家畜の餌なども含まれます
今現在日本への影響は少ないですがウクライナ侵攻が長期化することがあると様々な国が制限をかけてくるのです
他にも原油高によって国が破綻したところもあります
経済危機に直面しているスリランカのウィクラマシンハ首相は5日に議会で演説し国の「破産」を宣言しました
危機的状況は来年も続く見通しで混乱の長期化は必至です
食料不足やエネルギー不足、水不足によって国は困難をしています
年末にインフレ率が60%に達するとの見通しを示し「2023年も困難に直面するはずだ。これは真実であり現実だ」と首相が発表しました
特に深刻なのがガソリンなどです
ガソリンなどの燃料が極度に不足しており、AFP通信によると給油所で自動車に乗って数日間列に並んでいた60歳の男性が車内で死亡しているのが5日見つかりました
原因はロシアによるエネルギー供給のストップです
スリランカは今回の緊急事態をロシアに助けを求めています
ロシアがエネルギー供給を再開しない限りは解決しないからです
ロシアは資源大国の1つで、それらのエネルギー資源を今回脅迫材料として使っているのです
日本でも原油高が続き様々なものが高騰しています
ガソリン価格も嘘みたいに高くなっています
他人事ではないと言うことです
そんなことを強く持ってブログに書きました
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