ブログ

EV自動車の「六価クロム使用問題」って深刻な環境汚染だと思うんです

今世界ではEVブームに乗って大きく自動車産業が変わろうとしています

しかし私個人的にはすべての車がEVになることを推奨していません

株式会社 日向の鳥辺康則です

なぜならばたくさんの問題があるからです

バッテリーに使用するレアメタルの利権問題だったり、バッテリーが寿命が来た後の廃棄処分問題もあります

その他にも現在のBEVはバッテリーのみをエネルギー源とするため寒冷地での使用が困難です

また火力発電がメインの地域ではCO2削減に貢献しないといった限界もあります

そんな中で電気自動車メーカー二大巨塔といえば米国の「テスラ」と中国最大手の自動車メーカー「BYD」です

しかし、今回中国の電気自動車メーカー「BYD」が日本に納車したEVバスに使用が認められてない「六価クロム」が使われていることが判明し使用することが中止になる事態が起きました

ボルトの錆止め等の目的で使用された「六価クロム」って、一体どんなものなのでしょうか?

六価クロムは自然界にある三価クロムを高熱処理することでできる物質です

三価クロムは比較的安全なので、サプリメントに使われている事例もあります

一方で六価クロムは強い酸化作用によって毒性があり皮膚や粘膜に付着すると皮膚炎や腫瘍の原因に危険なりとても危険なものなのです

また、DNA(遺伝子)を損傷する作用により発癌性もあることが指摘されています

六価クロムは0.5〜1gで致死量に達成する毒性があるのです

粉塵を吸い込むと鼻中隔穿孔を引き起こしたり、肺がんになるリスクがあります

消化器系にも影響があり、長期的には消化器系のがんの原因にもなります

それだけでは無いのです

環境汚染の原因になり、高濃度の場合には土壌汚染や下水汚染することも指摘されています 

国内では江東区や江戸川区で六価クロムによる土壌汚染が生じたことがあり、徳島ではJTのタンク処理で漏れたこともあって大問題になった物質なんです

六価クロムに対する規制は、 工場排水や土壌汚染などに対し厳しく数値で定められています

なぜならば高濃度で土壌汚染をすると微生物を殺してしまい永遠に土中に残ってしまいます

さらに地下水や河川を汚染して、結果的には人間に大がある状態になってしまうのです

しかし低濃度であれば微生物が分解をして三価クロムに戻すと言う性質もあります

濃度の問題もあるかもしれませんが厄介な物質です

しかし、米国でも日本でも使用を禁止する法律はありません

つまり、自動車工業会での自主規制によって使用されてないのです

でも中国では平気で使用されている物質です

どんなに人体に悪くて、環境汚染の原因になっても関係ないと言うことです

脱二酸化炭素のためにEV化が進められる中、別の環境汚染問題が深刻になる事は良いことなのでしょうか?

ちょっとおかしいですよね

太陽光パネルや電気自動車の利権はほとんどが中国が握っています

中国が世界を支配する戦略の中で、それらが進むことが良いとは思っていません

本当に多面的に考えて進めていかなきゃならないのが環境問題です

そんなことを思ってブログに書きました

  • Comment ( 0 )

  • Trackbacks are closed.

  1. No comments yet.

You must be logged in to post a comment.

Related posts

最近の記事

おすすめの記事

おすすめ商品

  • There is no registered post.

キャンペーン情報