インドの水不足がかなり深刻な事態を迎えている現実があります
世界の様々なところで驚異的な熱波が襲い干ばつや水不足が多発しています
特に深刻なのが記録的熱波に襲われているインドです
株式会社 日向の鳥辺康則です
連日45度程度と言う暑さが続き深刻な干ばつと水不足が数億人の命を脅かす事態になっているのです
そもそも「水の惑星」と言われる地球でなぜ水不足が加速してるのか?
実は水の惑星と言われていてもその97.5%は海水なんです
人間が飲んだり、生活に使ったり、農業や工業に使ったりする水は残り2.5%です
その生活に使う水のことを「淡水(真水)」と言っているのです
しかしその淡水もそのまま使える状態とは限らないのです
淡水の約70%は凍った状態で地球で存在しています
凍ってない淡水のほとんどは地下水なのですが、そのうちの半分は地面のかなり深い場所にあって取り出して使うことが不可能です
つまり人間が利用できる淡水は、比較的浅いところにある地下水と川や湖の水だけなんです
これは地球全体の水の0.01%でしかないのです
現在、世界人口の40%が深刻な水不足に直面しています
国連の発表によるとその数は2025年までに60%まで増加すると推定されているのです
10人に6人はお水を簡単に手にすることができない状態です
特に深刻なのが総人口世界第2位のインドです
インド各地でおよそ2億人以上の人が水危機の最前線に立たせられています
6億人の人々が深刻な水不足に見舞われています
さらに毎年20万人が飲料水不足あるいは安全でない水を飲んで死亡してるのです
インドで供給される水の4割を占める地下水が枯渇し始めているのです
井戸水を求めて女性たちは命をかけて何10キロという距離を家族のために彷徨ます
さらにインドを流れる大きな川も干上がっています
また水はあったとしても汚染されていたり水源として使えない状態のものもあります
本当に水を得るためだけに命をかけているのです
インドの人口は爆発的に増えており、近い将来中国を抜いて世界第1位になると言われています
しかしその前に水不足や食糧不足、壊滅的干ばつ、飢餓、熱波に直面しております
国連の人権に関する報告書によるとこれから先は富裕層しか基本的資源を得ることのできない時代が来てると言われています
貧しい国の人々は次から次えと気候変動や環境汚染の影響受けて死んでいくと言うことです
豊かな国の人々だけがまるで世界でそんなことが起きていることすら知らずに優雅に暮らすと言うことです
これを「気候アパルトヘイト」と言っています
インドでは水マフィアと呼ばれる残り少ない水を暴力と権力で奪うような組織もたくさんの誕生しています
インド全体の約半数近いところが干ばつに見舞われ食料不足や水不足が深刻化してます
このままでいったら何億人の人が死ぬのだろうと思ってしまいます
これはインドだけの話ではなく地球上では約28億人もの人々が安全に管理された水でアクセスできないのが現状です
2.8人に1人はきれいな水を手にできないと言うことです
さらに世界の約2億人の人々は未処理の危険な汚染水を使って生活しています
世界における水不足の現状
ユニセフ(国際連合児童基金)とWHO(世界保健機関)が行った調査によると以下のことがわかっています
・世界の約22億人が、安全に管理された飲み水を使用できない
・1億4,400万人は、湖や河川、用水路などの未処理の水を使用
・42億人が、安全に管理された衛生施設(トイレ)を使用できない
・6億7,300万人以上は、家や近所に利用できるトイレがなく、道ばたや草むらなど、屋外で用を足す、屋外排泄を行う
・30億人が、石けんや水が備わった基本的な手洗い設備が自宅にない環境で暮らす
しかしこの数字は2017年に行われた統計数字であり5年後である今はその何倍も深刻になってると言うことです
日本は水道の蛇口をひねればまるで無料のように水が出てきます
しかし世界の多くの国々ではその水を求めて子供たちや女性が命をかけて日々生活しているのです
環境問題の1番大切な事はまず現実を知ることです
現実を知らない中で行動は起こらないのです
そんな現状を少しでもお伝えしたくて今日もブログを書きました
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