今回の大型台風と気候変動は関係性があるのでしょうか?
記録的な大型台風になった14号ですが全国で大きな被害を巻き起こしいまだに気を抜けない状態にあります
実は台風の進路や巨大化になるメカニズムは100%解明されているわけでは無いのです
株式会社 日向の鳥辺康則です
ただはっきりわかってるのは海水温が高くなると台風が大型化になると言うことです
今年世界を襲った記録的な熱波や海水温の上昇は間違いなく人間の活動によって引き起こされた人災だと言われています
今回の台風だけではありません
パキスタンでは国土の3分の1が水没する深刻な洪水被害が起きています
動画もあるので見てみて下さい⬇︎
食料や医薬品不足が続き悪化する衛生環境の中で感染症まん延のリスクも高まっています
1400人以上の方が亡くなり、3,300万人以上の方が被災に合ってます
そのうちの3分の1は小さな子供たちです
ただでさえもパキスタンは今年摂氏53度を超える熱波に3度も襲われて壊滅的な状態にあったばかりです
そしてその次が大規模な水害です
農作物にも多大なる影響が出ています
コメやトウモロコシなど主食作物は最大で70%に被害が出ており大規模な食糧不足が予想されてます
パキスタンの洪水被害を引き起こした要因の一つに、モンスーン時期の降雨量の増加があります
地球温暖化により気温と海水温が上昇し、海水の蒸発が促進されることでより大量の水分を蓄えた温かい空気がモンスーンに降る雨の量を大きく増やしました
この異常気象と言える現象を私たちは無関係と言えるのでしょうか?
科学者たちはパキスタンの洪水被害が気候変動とどう繋がっているのかを正確に語ることはまだできないとしています
でも無関係だと言う事は絶対にないと思います
温暖化にともなって上昇している海水温度が氷河の融解や海水膨張など海面上昇の原因となり、さらに海面水温の上昇を要因として一度発生した台風がより水分量を高くしより風速を上げる可能性が高いというのです
つまり海面水温が上昇するにつれて台風がともなう暴風雨がますます酷くなる恐れがあるということです
そしてまた洪水や地滑り高潮が起きやすくなることで、災害による家屋破壊や負傷者や死者の増加のリスクがより高まるということでもあります
どう考えても気候変動と全く無関係だと言う事は無理があると思います
今回のこのパキスタンの異常事態は地球温暖化によって降水量が最大50%増加していた可能性があるとの分析結果を国際研究チームが16日発表しました
この先間違いなく台風は巨大化になり、偏西風の蛇行などにより大雨が多発することが予想されます
そこで大切なのはパキスタンと言う国はほとんど二酸化炭素を出していない国なのです
2019年の国または地域別の二酸化炭素消費量をみても、日本が2019年に一人あたり10トン〜15トンの二酸化炭素を消費しているのに対し、パキスタンは1トン未満です
我々の10分の1以下しか二酸化炭素を排出してない国が大きな損害を被ったのです
世界の二酸化炭素排出量にほとんど貢献していない国々ほど、多大な気候災害に直面してい現実があります
大きな損害を被っているが、先進国からの補償は非常に少ないのです
先進国は今回パキスタンで起きた事は無関係だと主張するのでしょうか?
本当に私たちが無関係と言えるでしょうか?
国連のグテレス氏は記者会見で「きょうはパキスタンだが、明日はあなたの国かもしれない。これは世界的な危機であり、世界的な対応が必要だ」と述べました
決して他人事では無いのです
いつこのような事態が日本で起こるかもしれないと言う危機感を持たなければいけません
ある意味日本は災害慣れしてるので様々なものに対応する技術があります
しかし人知を超えた未曾有の災害が起きたとしたら人間は太刀打ちできないのです
これはすべて人間がもたらした結果であり人災なのです
私は少なからず本当にそう思ってます
台風14号で被害に遭われた方や今なお危機的な状況にある方々にはとても心苦しい言葉になると思いますがそう思っています
われわれは何か大きな決断をしなければならない時期に来ています
後回しにされてきた環境問題や気候変動の問題を迅速に実行しなければなりません
そんなことを今回の台風から強く感じたのでブログに書きました
被害に遭われた方やお亡くなりになられた方本当にご冥福、お悔やみ申し上げます
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