ホラー映画「ヴァチカンのエクソシスト」を観て思うこととは?
劇場で「ヴァチカンのエクソシスト」を観てきました
1973年の映画「エクソシスト」以来数多くの悪魔払い的な映画が作られました
株式会社 日向の鳥辺康則です
しかしたくさんのエクソシスト映画が作られるのですがそのほとんどがくだらない駄作
しかし今回の映画はアカデミー主演受賞経験のあるラッセル・クロウを主人公に迎えて超一級娯楽のエンターテイメントエクソシスト映画に仕上げています
絶対に劇場で観たほうがいいと思うよ
簡単なストーリーはこちら⬇︎
1987年7月――サン・セバスチャン修道院。
アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。
全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる
予告編はこちら⬇︎
実はこの映画、実在したエクソシストのガブリエーレ・アモルト神父が書いた回顧録「エクソシストは語る」をもとにしています
実話をベースにしてると言うことです
実は今、ヨーロッパやアジアを中心にエクソシスト(悪魔払い) =ブームになっているのです
意外と知られてませんが笑(興味は無いかもしれませんね)
フィリピンのマニラでアジア初となる「エクソシスト養成センター」を建設中なんです
ご承知のように「エクソシスト」とは、悪魔に憑(つ)かれた人・生き物・物体から悪霊を追い払う人々で、ギリシャ語の「追い払う」という言葉「Exorkizein」から由来しています
それだけ今世界では取り憑かれる人が増えていると言うことです
これはフィリピンだけではなく、ポーランドでも既に「エクソシスト養成センター」が設立されました
ポーランドでは、既に神父でもあるエクソシストたちが活躍しています
ポーランド出身のローマ法王、ヨハネ・パウロ2世(1920-2005年)も実力あるエクソシストで3度の悪魔払いを行っているんです
エクソシズムで中心にあるのは悪との終わりなき戦いである
しかし悪の定義は一つではない
信仰・慣習・文脈によって異なり、悪魔・悪霊・あるいは単純な誘惑などさまざまな形をとります
エクソシズムはこれらの悪と戦う武器であり、どのような邪悪な力も追い出し浄化しそうした力から身を守ると言うことである
アモルト神父と言えば「エクソシスト」のフリードキン監督、自らがメガホンを取った「悪魔とアモルト神父-現在のエクソシスト-」と言うドキュメンタリー映画を見ていただくとよくわかります
残念ながらNetflixで見ることができていたのだが、契約が終わり今では見られない幻のドキュメンタリー映画なのでDVDなどで見るしかありません
そこで実際にエクソシズムの様子やアモルト神父の実際の会話などが収録されている
そして、もう一つのドキュメンタリー映画
「悪魔払い聖なる儀式」でも、実際にヴァチカンで行われたエクソシストの数々が収録されています
衝撃的な内容です
そして今回の映画はそれらのものを忠実に再現した娯楽映画になっているということがポイントです
とても細かいところまでリサーチがされており再現されています
映画の中で実際に語られているこんな言葉があります
「悪魔に憑かれた人間」の98%の原因は悪魔ではない!しかし2%は・・、
実は、エクソシストのほとんどは精神疾患や極度の思い込みによって引き起こされる現象なんです
つまりは悪魔の憑依ではなく病気と言うケースが多いんです
それを見極めるのがとても大変だと言うことです
そこで「国際エクソシスト協会」が設立されたのは1990年です
ローマカトリック教会に公認され、創立者は今回の主人公のガブリエーレ・アモルト神父なんです
その中で、本当の悪魔の憑依かどうかの基準を設けられています
1.突然、知っているはずがない外国語を話し出す
2.年齢などからみてありえない怪力を示す
3.物理的に不可能な動作をする
4.十字架など神聖なものを怖がる
これらに該当するかどうかが基準です
本物かどうかの見極めは難しそうだが、相談者の増加を受けて徒手傍観するわけにはいかず、バチカンは1999年に、エクソシスト向けのガイドラインを1614年以来初めて改訂しました
実は今回はエクソシストをヴァチカンの上層部は快く思ってないエピソード等も描かれています
これも実話なんです
カソリック協会は「悪魔憑き」や「悪魔祓い」などがセンセーショナルなトピックとして注目を集めることを嫌ってます
にもかかわらずアモルト神父は本を書いたり、メディアで登場してエクソシストのことをたくさん語っていたのです
目の上のたんこぶだったんです
それが2014年にあることがきっかけで、カソリック教会は「国際エクソシスト協会」を正式に公認することを認めたのです
そのあることのきっかけとは?
実際のエクソシズムを収録したものが、世界で初めて公開されたのです
紛れもない病気ではない思い込みでもない悪魔の憑依です
そのことにより否定できないところまで来たのです
今ではカトリックの総本山であるバチカン市国の教皇庁は悪魔の存在を公式に認めている
ローマ郊外にある教皇庁立レジーナ使徒大学ではエクソシスト専門の講座も開設され一般人にも開放しているんです
世界には、エクソシストと呼ばれる悪魔払いをする人がかなりの数がいます
年間数百万件と言う数の依頼を受けていると言われています
実際に日本でも憑依現象などという言葉があります
私も目の前でそのような現象をたくさん見てきました
そしてその憑依したものを祓うことも実際に行ってきました
いわば私自身もエクソシストなのです笑
信じない人も多いかもしれませんけど、多くの犯罪は何かの憑依が関係しています
カッとなって、人を殺してしまった人などは憑依などが関係してることも多いです
これは映画だけの話ではなく、実際の目の前で起きている現象です
悪魔は存在するのか?
それに対しての答えはそれぞれが考えたら良いと思います
しかし間違いなく憑依現象は現実的にあります
そしてウクライナ戦争やコロナ禍によって、人々の不安が増すことによりより表示しやすい状態になっています
全世界でエクソシストが増えていると言うことも理解できるのです
ただし本物は2%位ですけどね
そんなこと思って今回はブログを書きました
最後まで読んで下さってありがとうございます
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