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大西洋の海洋循環が止まれば異常気象はさらなる未知の領域に入る

海の中の海洋循環が気候変動と連動して様々な気象に影響与えている事は一般の人はあまり知らない

その海洋循環が止まってしまったら・・・

株式会社 日向の鳥辺康則です

大西洋の海水が表層で北上し深層で南下する南北循環(AMOC)は地球規模のベルトコンベアーのような働きを海水の中でしています

熱帯の暖かい海水と塩分を北大西洋に運び、北大西洋で冷えた海水は深層に沈み込み再び南下する循環のシステムなんです

しかし世界でこのまま温室効果ガスの排出が続けば、この循環が早ければ2025年にも停止する恐れがあるとの研究結果が報告されました

これがどれぐらい怖いことを示してるのか?

この循環(AMOC)は、世界の気象パターンを維持する重要な役割を果たしています

停止すれば欧米の極端な異常気象や海面上昇・熱帯の季節風の変化など各地で重大な影響が出る事態が予想される

今年起きてる異常気象をはるかに超える、未知なる異常気象が発生すると言うことです

科学者らは何年も前から気候危機が加速するにつれてAMOCが不安定になり、流れの強さを左右する水温と塩分濃度のバランスが崩れる恐れがあると指摘してました

理由は温暖化で氷が解ければ海に淡水が流れ込み、海水の塩分濃度が下がって密度が低くなるため沈み込む力が弱まることがわかっているからです

海水の塩分が薄まりすぎたり温度が上がりすぎたりするとベルトコンベアーは止まってしまうのです

ある意味科学者でなくでも分かりそうな話なのですが・・・

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も19年の報告書でAMOCが今世紀中に弱まると予想してました

しかし世紀末までに完全に崩壊する可能性は低いと結論付けていたのです

しかし実際にその予測は間違っていたのです

デンマーク・コペンハーゲン大学の物理気候学者、ピーター・ディトレフセン教授らが25日に英科学誌ネイチャーに発表した最新のデータによれば2025年に止まることが予測されます

AMOCの停止は地球上の全人口に影響を及ぼすと、専門家らは指摘してます

それも人類が遭遇したことないような大変なことが起きるんです

ディトレフセン教授はCNNとのインタビューで、「実に恐ろしい」「軽々しく論文に書くような話ではない」と語りこの結論に確信があると強調しました

我々はとんでもない過ちを犯してしまっているということに気づかなければいけません

全人類が未曾有の災害にあって次から次えと死んでいく姿を誰が見たいと言うのでしょうか?

どんなに環境問題に無関心でも無関係な方はいません

すべての我々の生活に密着してるのが環境問題です

だからこそ全ての人が声を出し行動しなければいけないんです

誰かがやってくれるだろう!政府や国のリーダーが何とかしてくれるだろう!と言う根拠のない考えが1番いけないのです

誰かがやるのではなく、我々がやるしかないのです

我々の誰かではなく、自分自身なんです

根拠のない他人任せの時期は通り過ぎました

一刻も早く行動に出ることが大事です

そんなことを強く思ってブログを書きました

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