代替肉が当たり前になる時代が本当にやってくるの?
植物性の代替食品市場は確実に急成長しているといえます
この10年で5倍以上の市場になっています
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
その中で特に急成長してるのが「代替肉」です
米国ではマクドナルド、ケンタッキーフライドチキンなどの大手ファーストフード店も積極的に代替肉を使った商品が提供されるようになってきてます
日本でもスーパーやコンビニで最近よく見かけるのが現実です
『代替肉』とは植物性タンパク質などを原料とし、肉の味や食感を再現して作られた『動物性の肉の代わりとなる食品』のことです
主に大豆などの植物からなる『植物肉』と、牛や豚などの細胞を動物の体外で培養することで作られる『培養肉』の2種類があります
言い方を変えると「人工肉」と言うことです
爆発的に市場が拡大してる理由にはいくつかあります
1つ目が「環境に配慮できる」と言うことです
代替肉の大きなメリットは、温室効果ガスを削減できることだと言われています
2つ目が「食糧危機の解消」と言うことです
世界人口は爆発的に伸びておりこのままで行くと100億人近くに達すると言われています
そんな中で食料が枯渇することが懸念されています
そこで登場したのがテクノロジーを使った人工肉です
3つ目が「動物愛護」につながる
世界ではヴィーガンの方々が増えてると聞きます
日本ではダイエットの観点から代替肉を選ぶ人が多いと言われています
これだけ聞くとメリットだらけしか思いません
しかし実際はどうなのでしょうか?
間違いなく言えるのは人工肉は「超加工食品」だと言うことです
大量の食品添加物が使われています
ある業界の方から言えば食品添加物の塊だと言う表現をしてました
食品添加物は相乗毒性の検査が行われていないのも問題です
このような大量の食品添加物の塊を毎日のように食べたら本当に健康でいられるんでしょうか?
そもそも肉でないものを肉の食感や味に近づけると言う事は自然では無いのです
他にも食肉代替食品は肉と同様の食感を出すために、大豆レグヘモグロビンを添加しています
これを生産するために遺伝子組み換え酵母を使っているのが現状です
原材料の植物由来のものも遺伝子組み換えのものを使っている場合があります
また栄養学的に疑問を唱える学者も多いです
代替肉はナトリウム含有量が高く、飽和脂肪酸含有量も高いことが知られています
ビタミンB12やカルシウム、カリウムが少ないとも指摘されています
他の研究では圧倒的にアミノ酸不足と言うことも知られています
食品には代謝や健康に影響及ぼし得る物質が何十10万も含まれています
大体肉の190の分子を、一般的なひき肉と比較したところ90%が異なっていることもわかっています
代替肉にはクレアチンやタウリンといった特定のアミノ酸や派生物が不足しており、健康状態・脳や筋肉の機能に影響を与えかねないと言う研究結果も出ています
米国ではすでに10人に3人が代替肉を食べていると言われています
すべての物事がそうですが、デメリットとメリットが共存共生しています
どちらが正しいか間違っているかではなく、両方の側面を理解してチョイスしなければいけません
メディアはメリットしか伝えません
必ずメリットしかないものなんてないんです
デメリットも理解した上で消費者がわかりやすく選択できる世の中を望みたいと思います
日本では表示義務や表示法もごまかされてるので無理かもしれませんが、両手を挙げて喜んでいられないかもしれません
環境問題や食糧難に対してはとても良い側面を持っており、健康問題や栄養学的には疑問視されているのが現状です
どちらにせよ間違いなく代替食品市場は急成長します
我々が一般的に口にする日も間違いなく近いです
そんなことを考えて今回はブログを書きました
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