最近の中国産野菜は以前よりは良くなってるのだろうか?
日本のスーパーで中国産野菜を見かける事はあまりないのが事実です
熊本県で起きた「あさり偽装事件」みたいに、偽装される事は無いにしても実際日本に入ってきてる中国産野菜は大量にあるのが事実です
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
日本の野菜の需給構造は、国内生産量が8割、輸入量が2割を占めます
そしてその輸入野菜の半分は中国からなのです
しかし、スーパーの野菜売り場で中国産はまず見かけませんよね
かつて基準値を大幅に超える残留農薬が検出され店頭から消えたからです
実は輸入野菜のほとんどは、外食や中食、加工食品で消費されています
そして中国からの輸入野菜は年々増えているのが事実です
何しろ国産の野菜より3割~6割も安いからです
知らず知らずの間に中国産野菜を食べてるのは事実みたいです
しかしそこで面白い話があります
日本に在住している中国人コックの多くは「最近は中国野菜の方が、日本産の野菜よりもよほど安全だ!」と言い張っているのです
最近中国では国家戦略の1つとして有機農法、完全無農薬の農作物面積が急拡大しています
有機野菜の世界出荷数はアジアではダントツ1位、世界でも第2位になっています
また農薬の使用量で言うのであれば、世界ワースト3は常に中国・日本・韓国の3加国です
中国産野菜だけが大量の農薬が使われているだけではなく、国産の野菜でも大量に使われていると言うことです
実際今年に入ってからも福岡で出荷された春菊から残留基準値の180倍もの農薬が検出されたことが報道されています
でも消費者は中国産野菜は「悪」であり、国産の野菜は「善」だと思い込んでることが怖いです
確かに2002年に中国産の冷凍ほうれん草から基準値を超えるクロルピリホス(農薬)が検出されたようなこともあります
日本のメディアで取り上げる中国産野菜は危険なものとして報道されます
しかし実際は農薬に関して言うんであればさほど違いがないかもしれないのです
そして日本の検疫の甘さも指摘されています
日本は食品自給率が低いので海外からの食材に頼って食が回っているのです
大量の様々な食材がいろんな国から輸入されます
その食物が輸入される際に検疫所で検査される割合はわずか8.4%なのか現実です
91.6%は検査されずに日本に入ります
8.4%しか検査されない中でもダントツ違反率が多いのが中国産野菜です
そして中国産野菜が懸念されてるのは農薬だけの話では無いかもしれません
中国国内の深刻な環境汚染も問題なんです
土壌戦・水質汚染・大気汚染などの問題です
特に懸念されてるのが中国の農地の約10%がかなりひどい環境汚染下にあることです
中国で野菜の輸出量が最も多い地域が、山東省、広東省、雲南省ですが、山東省での土壌調査では、ヒ素やカドミウムの最大濃度が許容値を上回るという結果が出ています
雲南省を含む中国南西部の土壌中のヒ素汚染により健康リスクが懸念されています
大気汚染、水質問題を含め農地や農作物に与える悪影響が懸念されているにも関わらず、特に中国では環境汚染によって引き起こされる食品安全問題に対する特別な法令はないんです
だからといって中国産野菜が全部ダメと言うわけではありません
特に違反が多くて問題視されているものをいくつか紹介します
・白菜 ・キクラゲなどの乾燥、冷凍野菜 ・ニンニク ・落花生などはかなり注意が必要だと言うことです
上記の建物は残留農薬以外に発がん性物質や危険な化学物質が何回も検出されています
でも実際は加工食品や外食産業に回されるのでわからないのが現状です
何気なく口に入って体調が悪くなったりしてるかもしれません
まとめると農薬に関して言うと日本も中国もそんな差がありません
しかし環境汚染の度合いから言ったら中国の方が危険かもしれないと言うことです
ただしすべての中国産野菜=悪いものと言うわけではありません
あと10年もすれば農地の有機農法化が進み中国産野菜の方が安全になる日が来るかもしれません
日本は中国よりも遅れてるかもしれないのです
そんなことを思ってブログに書きました
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