「代替肉(フェイクミート)」を素直に喜べない事情があります
以前にも「代替肉」には大量の添加物や化学物質が使用されている可能性についてブログを書きました
環境問題に取り組んでいる人は食肉を止めヴィーガンや代替肉へ切り替えるべきだと主張する人が多いです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
畜産動物が環境に与える負荷と言うものも十分にわかっています
しかしだからといって「代替肉」が絶対に良いとは言い切れないと私は思っています
植物由来の食品を使って肉を作る「プラントベース・ミート」は世界で急成長しています
多くのファーストフードチェーン店や企業もこの流れに沿ってたくさんの商品を市場に投入しています
その中で代表的なのが「大豆ミート」です
日本国内でもファーストフードチェーン店やファミリーレストラン、スーパーマーケットなどでも見かけるようになってきています
2019年に15億円だった大豆ミートの国内市場規模は右肩上がりで、25年度には40億円以上に達すると言われています
そしてあと数年すると世界で販売される肉の約10%が代替肉になると予想されているのです
世界の人口増加による家畜肉不足や自然環境への配慮、温暖化防止やアニマルウェルフェア、健康志向の高まり等を背景にますます過熱していくと思っています
しかし私は素直に喜べない実態もあると思ってます
現在大豆の生産量が世界一なのはブラジルです
急激な大豆の需要によって、アマゾンの森林は破壊され伐採し続けてる
つまりアマゾンの森林を伐採して大量の大豆の生産が行われている現実があります
今後この流れは加速すると言われています
日本は大豆の生産量が少ないので、ほとんどが輸入品に頼らなければいけません
輸入するときの輸送にかかる大量のCO2が排泄されることも考えなければいけません
そもそも日本人にとってなじみのある大豆ですが、世界では日常的に食べる国は珍しいのです
多くの国では大豆は家畜の餌や燃料として用いられてます
日本では豆腐、納豆、味噌、豆乳など大豆をたくさん摂取する食文化が昔からあります
さらにそこに加えて大豆ミートが日本食卓の中でレギュラー化される可能性があるのです
しかし海外から輸入される大豆のほとんどが遺伝子組み換え大豆であることも現実です
世界では遺伝子組み換え大豆の生産が増えている現実があります
輸入大豆のほとんどが遺伝子組み換え大豆です
今後世界で大豆ミートが需要拡大する中で、遺伝子組み換えではない大豆が使用されるケースはないと思われます
また輸入大豆では、収穫後に劣化・腐食を防ぐために使われている強力なポストハーベスト農薬の問題もあるのです
ポストハーベスト農薬はガンの原因となることが指摘されています
では大豆以外のものを使えば良いのか?
結局輸入されるものに関しては遺伝子組み換えやポストハーベスト問題はセットになっているのです
環境問題に関わっている企業や人々は、代替肉を進めて大絶賛しています
これもマーケティング戦略の中の一つでしかないと思っています
企業の都合で良いところばっかりが取り上げられて、リスクや悪いところは全て封印されます
家畜生産動物が地球環境汚染の原因だ!みたいに都合の良い言い方をして洗脳している風にしか思えないのです
そもそも動物性タンパクと植物性タンパクは全く違います
良質なタンパク質を摂取する事は生きていく上でとても大切なことです
その上で動物性タンパクを摂取することを私はお勧めします
そんなことを思ってブログを書きました(^◇^)
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