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脳を支配する現代マーケティングに恐怖を感じます

われわれは自分の意思決定とは別に脳を支配され商品を購入してるかもしれないと言う話です

脳を支配すれば購入確率が上がりものが売れると言うマーケティングが存在します

株式会社 日向の鳥辺康則です

一見聞くと怖くなりますよね

脳の構造は比較的シンプルなんです

人間は「快」を高めてくれるものを喜んで受け止めます

逆に「不快」を減らすことも受け止める性質があるのです

つまり脳をコントロールして「快」を増やして、「不快」をなくしてしまえば人間は単純に騙されてしまうと言うことです

米スタンフォード大学の有名な実験があります

被験者に商品を提示してその価格を伝えると言う簡単な実験です

その実験の間脳はどのような活動するのか?

まずは実験で被験者に商品を提示すると、脳の側座核と言う部分が反応するみたいです

側座核は脳の奥深くにあって、脳内の「快楽物質」=ドーパミンを使って情報をやり取りする部分で有名です

一方の実験で被験者に価格を提示すると、脳の島皮質エリアが反応すると言うことです

島皮質エリアは「痛み」や「不快」を感じたときに反応することが研究でわかっています

そしてスタンフォード大学は、被験者の側座核と島皮質の反応を量化しその差を測りデータ分析したのです

そして分かった事は、快の量-不快の量=が0以上になって、その値が大きいほど商品を購入する傾向が強くなる事を導き出したのです

何か難しいこと言ってるようですが実は単純です

気持ちが良いものには肯定的な感情が湧き、不快なものには否定感を抱くと言う脳の反応をうまく使って商品を売ると言うことが確立されたのです

それが私たちの意図とは別にコントロールされているのです

これを洗脳といいます

多くの企業は商品・サービスを得るために必死になってあなたの側座核を刺激してドーパミンを出す努力をしているのです

それと同時に島皮質の刺激を避けて不快を感じさせないように努力しているのです

特にネットでのeコマース (サブスクリプションビジネス)になって以降はこの脳の洗脳を利用したマーケティング戦略が著しく増えているのです

あなたの脳内ドーパミンを人為的に出せれば目の前にある商品は魅力的に映ります

そして同時に島皮質をなるべく封印させ「不快」をあなたから消し去ればもう逃げられない状態になるのです

何か怖いようなことに思いますが、通常のマーケティング戦略の中で一般的に使われています

実は「快」「不快」による脳支配はビジネス分野に留まらないのです

私たちの日常にまで深く浸透していて、様々な洗脳的なものに使われています

だからこそ私はホラー映画を見ることをお勧めします

ホラー映画は「不快」そのものだからです

一般的には拒否される感情が、ホラー映画をたくさん見ると受け入れられるようになるからです

快ばかりに偏った脳内のバランスを取るようなものです

一般的なマーケティング戦略で洗脳されないためにも日ごろから「不快」に慣れ親しんだ方が良いと思うのです

現代社会は広告やPRがたくさんあります

あえて不快なものをPRする企業はありません

だからこそマーケティングターゲットは「あなた」ではなくあなたの「脳」に絞っているのです

脳は騙されやすい性質を持ってるのでコントロールしやすいと言われています

そして簡単に支配されてしまうのです

本当に目の前のものは心から欲しいと思ってるものなのか?

一つ一つ商品の購入の時に確認する必要があるかもしれませんね

そんなことを思ってブログを書きました

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