WHOが示す「大気質基準を満たした国」はいったいどれぐらいあったのでしょうか?
大気汚染は私たちが思ってる以上に急速に悪化し全世界で様々な健康被害を引き起こしています
WHOの発表によると大気汚染が原因となり死亡される方は全世界で年間約800万以上いると言われています
株式会社 日向の鳥辺康則です
この数字がどれぐらい多いのか?
新型コロナウィルスが原因でこの2年間弱で世界で亡くなった方は約590万人と言われています
そこから考えると一年間で大気汚染が原因で死亡される方の数はコロナ以上の2倍以上だと言うことになります
そして今回世界保健機関(WHO)が発表したデータが驚愕なものだったのです
2021年にWHOが示す「大気質基準」をクリアした国が一体いくつあったと思いますか?
答えは0だと言うことです
WHOの基準によると 「PM2.5が1立方メートルあたり5マイクログラムを超えてはいけない」と言う基準をもとに6475の都市を対象に調査した結果・・・
一国たりとも基準を満たしていなかったと言うことです
この中でPM2.5の濃度が10倍以上ある都市が93都市もあったと言うことです
大気汚染が最も深刻の国はバングラディッシュです
首都別にみるとインドのニューデリーがワースト1位です
ちなみに日本は92位ランクインしています
国別で言うと120カ国中で92位です
日本の大気汚染は世界から比べるとかなり良いと言えるでしょう
大気汚染が深刻だと言われる中国はどうなのでしょうか?
実は年々大気汚染は改善されており昨年が14位だったのに比べて、今年は22位まで下がっています
英語での説明ですが興味あって詳しく知りたい方はこちらを参照⬇︎
さらにWHOは4月4日に別の報告書も発表しています
それによると世界の人口の99.99%の人が大気汚染基準をはるかに超える空気の中で生活していると言うことです
大気汚染基準とは、二酸化窒素の地上における年平均濃度やPM10やpM2.5などの粒子状物質の測定値によって計測されます
二酸化窒素はオゾンの前駆物質として環境汚染の原因になっているほか呼吸器疾患やぜん息などのを引き起こすとされております
粒子状物質、特にPM2.5は肺の奥深くまで浸透して血流に入り、心血管疾患や脳卒中にくわえて呼吸器に対する悪影響など引き起こすとされてます
それ以外でも様々な病気まで併発させるという研究結果も報告されている状況です
地球の大気は全てつながっているのです
自分の国が積極的に大気汚染に取り組んでいても、他国で多量に発生する大気汚染物質によって様々な国が影響受けると言うこともあります
つまりは世界規模で真剣に考えなければならない大きな環境問題の1つなのです
コロナも緊急事態だと思うのですが、環境汚染や大気汚染ももっと深刻な緊急事態の真っ只中にいると言うことです
99%以上の人が吸い込むことだけで健康害する危険な空気を吸っていると言うことです
この先子供や孫たちにどんな地球を手渡していけるのでしょうか?
私たちが考えている以上に深刻で大きな問題だと思います
そんなことを思ってブログに書きました
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