ブログ

認知度だけ上がって一向に実行が達成されてないのがSDGsです

多くの企業が国連が掲げたSDGsに参加し2030年までに様々な問題を解決する努力をしてるように報道されています

しかし今年も発表された達成度ランキングでは日本は19位とランクを下げてしまいました

株式会社 日向の鳥辺康則です

日本国内には多くのSDGsコンサルタントと呼ばれる方が実在します

様々な都道府県によってSDGs認定企業などもたくさん実在します

各企業はイメージアップを図るためにも積極的に認定を取得したりコンサルタントの指示に従い様々な宣伝活動を行っています

しかし実際実態を見てみると本当に2030年までにこのことを真剣に達成しようとしてるのか?と思うような内容も多いです

SDGs関連には3兆ドルと言う巨額なお金が流れると言われています

結局は企業の売り上げアップ、イメージ戦略のために使われているような部分もあります

SDGsウォッシュ(実際真剣に取り組んでいるふりをして積極的には行動を行っていないこと)と言う言葉も頻繁に聞くようになっています

社会全体が良くなるための行動に移す事はとても良いのですが、形だけで実体がないのであれば消費者はイメージだけで騙されてしまいます

実際に2022年、日本のSDGs(持続可能な開発目標)の進み具合は、世界19位にランクダウンしました

国連と連携する国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は、世界各国のSDGsの達成状況をまとめた報告書を先日発表しました

データのある163カ国のSDGs達成度を比べた国別ランキングです

17あるSDGs目標ごとに、達成状況が「達成済み」「課題がある」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」の4段階で表されます

その中で日本は6つの項目で最低評価を突きつけられました

①気候変動対策

②海の環境保全

③陸の環境保全

④パートナーシップ推進

⑤ジェンダー平等

この5つに関しては昨年も最低評価だったのです

さらにそこに加えて今年は新たに、持続可能な生産・消費を目指す

⑥作る責任、使う責任も最低評価に転落しました

これを見て何を想うのでしょうか?

環境問題の事は後回しで経済最優先なのでしょうか?

2016年から毎年調査を行っています

日本は2017年が11位だったのがピークに年々低下しています

2018年と2019年は15位、2020年が17位、2021年が18位と順位を下げていってます

知名度も上がり多くの企業が賛同してるにもかかわらずなぜ順位が下がるのでしょうか?

今年も上位3カ国は昨年と変わらずに、フィンランド・デンマーク・スウェーデンでした

上位18カ国は北欧の国々であり、ヨーロッパと日本は何が違うのかと考えてしまいます

世界を見ても2年連続で平均スコアを大幅にダウンさせています

結論から言うと世界はSDGsの目標達成に近づくどころか全く進んでないと言うことです

あと8年と言う時間の中で本当に達成できるんでしょうか?

世界は達成の方向ではなく、全く逆の方向に進んでいっているのです

我々一人一人でもSDGsを進めることができます

例えば今回最低評価になった「目標12:作る・使う責任」です

それは極力食品ロスを減らすと言うことです

農林水産省によると、日本国内ではまだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物は年間に612万t以上だと言われています

世界では食べるものがなく飢餓状態の方々が10億人以上います

気候変動や人口増加による食糧危機がまもなく世界を襲う中で本当に日本は今までみたいな食糧事情で得られるのでしょうか?

買い物に行った時に衝動的にものを買うのではなく、計画的に無駄な買い物をしてないかチェックすることも大事です

また大量に買って冷凍庫や冷蔵庫の中に保管するのではなく、その日食べる分だけミニマムに買うことも大切かもしれません

もちろん近くにスーパーマーケットがある場合に限ります

消費期限や賞味期限が近いものをあえて買って無駄をなくすことも大切かもしれません

でも日本人てどうしても賞味期限が長いものから買っていっちゃいますよね

でもそんなちょっとしたことからSDGsが始まるのです

今回残念なニュースを聞いて本音でそんなことを思ったのでブログに書きました

  • Comment ( 0 )

  • Trackbacks are closed.

  1. No comments yet.

You must be logged in to post a comment.

Related posts

最近の記事

おすすめの記事

おすすめ商品

  • There is no registered post.

キャンペーン情報