私たちは洋服を必要以上に買い続けているのかもしれない
浪費から節約の時代に移行したと言われています
大量生産大量消費の時代から脱却しなければ環境問題も含めてこの先は極めて厳しいのかもしれないです
株式会社 日向の鳥辺康則です
日本では安いものに価値を置く時代が長年続きました
それにより大量生産大量消費の社会構造が当たり前になっています
しかしこれからの時代って環境問題のことも含めて様々なことを変えていかなければならないような気がします
イギリスのサステナブル・ファッションブランドRapanui(ラパヌイ)によると、どうやら生涯で必要な衣服はたった149枚のようなんです
下着やソックスは含まれてないみたいですが、Tシャツなどが含まれてるみたいです
イギリスでの調査なのですが人間は生涯で合計786枚の洋服を購入するらしいのです
つまり637枚の洋服は実は不要だと言う調査結果らしいです
今もっている洋服の数ではありません
一生涯での洋服の数です
これを聞いて多いと思うのか少ないと思うのか?
日本でも衣服の大量廃棄は問題視されています
環境省の調査によると、1人当たり年間平均18枚の服を購入しているとのことです
そして手放す服は12枚、1年間一度も着用されなかった服が25枚もあるといいます
そして毎日1300トン(大型トラック13台分)の衣服が焼却・埋め立てされている
1年間で実に100万トン以上の洋服が廃棄されているのです
家電リサイクル法の対象となっている家電4品目(エアコン・テレビ・電気冷蔵庫、電気洗濯機)の年間廃棄量が約60万トンなのでどれぐらい洋服の廃棄って多いかイメージつくと思います
特に私が気になるのが購入したのに着ていない服がたくさんあるのです
さらにアパレル業界の過剰在庫問題は世界的な問題としてクローズアップされています
アパレル業界では、大量生産・大量消費を行う企業が多いんです
その中で余剰在庫も深刻で年間約28億点が生産され、約14億点が余っているというデータもあるほどです
作った洋服の半分が廃棄されている可能性があるのです
なぜそんなに余剰在庫が生まれるような生産体制になっているのでしょうか?
それはアパレル業界のほとんどが、「ファストファッション(流行を取り入れた、低価格でほどよい品質の衣料品を、短いサイクルで大量生産・販売する)」というスタイルだからです
さらにコロナの影響によって売れ残った過剰在庫は1.5〜2倍になっていると聞きます
この売れ残った洋服ってどんな風になるのでしょうか?
食料業界の食品ロスやフードロスの問題は大きく社会的に知られています
しかしアパレル業界の廃棄問題等はあまりクローズアップされてません
そんな中で私の知り合いがとても素晴らしい取り組みをしています
それは日本環境設計(株)の岩元美智彦さんです
日本環境設計は、素材を分子レベルまで分解して化学的にリサイクルする「ケミカルリサイクル」と呼ばれる技術を生かして、回収された服を新しい服づくりの素材に戻すべく、再生と再生素材を用いた製品の製造・販売を一貫で実現しているソリューションカンパニーです
地上にあるゴミは資源であり、その資源を活用し全てが再利用できると言う考えを広めています
化石燃料から新たな製品を作る必要ありません
ゴミ問題が世界的な大問題の中でそれらを全て資源活用できると言う話です
興味のある方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://www.vogue.co.jp/change/article/fashion-goes-more-social-michihiko-iwamoto
こちらの動画を見るとすごくわかりやすいかもしれません⬇︎
とても素晴らしい取り組みであり私も全面的に紹介しながら協力していきたいと思ってます
会ってお話をさせてもらう中で世界への取り組みや様々な次のステップの環境問題解決への意識が高い方だと思っています
あまりにも我々は過剰な洋服を買いすぎてるのではないでしょうか?
もちろん私はファッションを指定しませんし、流行を追い求めていた若い頃もあるのですごく敏感だった頃もあります
しかし洋服を大切に長年着ると言う発想も必要な時代に入ったのではないでしょうか?
消費者のマインドや行動が変わらなければ企業はなかなか動きません
時代の変化の中で浪費から節約へ
物の豊かさから心の豊かさへの時代
そんなことを強く感じさせていただいたのでブログに書くことにしました
明日はアパレル業界がどれぐらい環境負荷をかけているか書きたいと思います
興味がある方は楽しみにしててください
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