アパレル業界の過剰在庫と環境汚染の実態が明らかになってきています
昨日はブログで洋服の廃棄問題やアパレル業界の過剰在庫のことを書きました
これからの時代って浪費から節約の時代へ移行したと思っています
株式会社 日向の鳥辺康則です
そんな中で世界を見るとアパレル業界におけるサステナビリティーの取り組みが加速化しているように思います
そんな中フランス政府は、アパレル企業の在庫廃棄に課金を課す法律を昨年決議しました
すばらしい法律だと思います
また企業レベルでもカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速してる会社もたくさんあります
代表的な企業にパタゴニアがあります
どのような取り組みをしてるのか興味ある方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://www.patagonia.jp/stories/how-were-reducing-our-carbon-footprint/story-74099.html
日本においてもファーストリーディングさんなどが取り組みを加速させていますが、ほとんどのアパレル企業は後手に回ってます
なぜならばアパレル業界そのものが非常に環境負荷の高い産業だからです
その知られてない不都合な真実とは?
たとえばCO2排出では、繊維産業は全産業界の中で約8%を占め自動車産業と同程度のCO2を排出しています
CO2排出を端緒とする「気候変動問題」は、いまや全世界的な社会課題と認識され取り組みが急がれています
日本でも、2020年政府が「2050年に温室効果ガス排出実質ゼロ」を宣言してます
世界に目を向けると気候変動対応で先行する欧州では、2019年に発表された「欧州グリーンディール政策」において「2050年にカーボンニュートラル」を目指すことを発表してます
そんな中でアパレル業界は、ラグジュアリー大手のケリングが「2050年までのカーボンゼロ」を掲げる「ファッション協定」を提案してます
約150のブランドが賛同し「サステナビリティー対応」は欧米のファッション業界全体に拡大しています
そのこと自体は素晴らしいのですがその他にもアパレル業界は問題がたくさんありすぎるのです
例えば殺虫剤や農薬による土壌汚染では世界の中でわずか3%の作付面積にすぎない綿花畑が、約15%の殺虫剤を使用し土壌汚染を引き起こしています
すごい数字ですよね
世界の生産されている殺虫剤の15%を使ってるとことです
淡水の水質汚染では原因の約20%が繊維産業の染色によるものなんです
その他にも過酷な労働環境で働かされている発展途上国の子供たちや女性の実態があります
どのようなひどい労働環境なのか?
今から数年前アパレル産業の環境破壊と人権問題に食い込んだ問題作「THE TRUE COST」が公開されました
このドキュメンタリー映画が写し出す映像はおぞましいです
バングラデッシュの8階建てのビルが倒壊し、千人単位の縫製行員ががれきに押しつぶされた「ラナ・プラザ崩落事故」の模様ではノーカットで死体の映像が映し出されています
ドキュメンタリー映画を見たい方はこちらを⬇︎
予告編だけ見たい方はこちらを⬇︎
こちもを参考にしてください⬇︎
https://diamond-rm.net/management/83621/
われわれはまだ世界の現実を知らないのかもしれません
目の前にあるものにとらわれてその背後のものが見えてないのかもしれません
他にもグリーンウォッシュの問題が後をたちません
オーガニックコットンやサスティナビリティーなどの言葉だけが先行して実態は全く違っています
全てではありませんがとても嘘の多い業界です
興味があり知りたい人はこちらを⬇︎
https://president.jp/articles/-/58272
過去に書いたブログもあるので参考にしてください⬇︎
https://117kirei.com/20220614toribeblog/
https://117kirei.com/20211129toribeblog/
これはアパレル業界だけの話では無いのです
様々な業界で本当の事と情報が一致してないことがあります
イメージ先行のSDGsやサステナブルが世の中多すぎるのです
本当に環境問題や人権問題、大量のゴミ問題や汚染問題などを考えると洋服を買うこと一つがとても大きな判断になると思っています
我々がものを買うときは投票と同じなのです
美咲の価格の安さや流行などのブランド戦略だけにとらわれずに賢い選択をしなければならないと思っています
最近ではエシカル消費と言う言葉も一般の中で認知されてきているのでとてもうれしいです
日本は世界有数の裕福な社会が確立されているのでいち早くエシカル消費と言う考え方を広めたいと思ってます
そんなことを感じて今回ブログに書きました
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