今年のCO2排出量は過去最大になることが判明しました
ドバイで行われているCOP28で信じられない現実の発表がされました
それは今年のCO2排出量が過去最大になることです
株式会社 日向の鳥辺康則です
全世界が2050年に実質排出量をゼロにしようと言ってるのになぜ増え続けているのでしょうか?
減るどころか増え続けていると言うことです
米英日の研究機関などからなる「グローバル・カーボン・プロジェクト」の推計によると、世界のCO2排出量は昨年比1・1%増たそうです
さらに新型コロナウイルス禍以前の2019年の水準を1・4%上回ったんです
化石燃料の使用による今年の二酸化炭素(CO2)排出量は過去最高の368億トンに達するとの分析です
このままの排出量で行くのであれば7年後には、1.5度を超えてしまうと言う計算も出ています
2030年には1.5度を超えて、その後はドミノ倒し的に2度を超えてしまうと言うことです
パリ協定で結ばれた約束は、一体どこに行ってしまったのでしょうか?
COP28では化石燃料の段階的削減について議論が交わされており、同団体は「化石燃料による排出量の急速な削減に合意する必要がある」と強調してます
石炭・石油・天然ガスのいずれでも排出量は増加してます
主要な排出国の中国は同4%増化する見込みです
インドは同8・2%増化する見込みです
一方、米国は同3%減の見込み
欧州連合(EU)は同7・4%減の見通しなんです
中国の排出量増加はゼロコロナ政策解除後の経済活動再開が原因だと言われています
インドは電力需要が同国の再生可能エネルギー供給能力よりも急速に伸び、化石燃料で不足分を穴埋めしているためだそうです
2015年のパリ協定で合意された地球の気温上昇を産業革命前に比べて2度未満できれば1.5度以下に抑えるという目標は一層達成が遠のいています
調査を主導したエクセター大学のピエール・フリードリングスタイン教授は、気温上昇が1.5度を超えるのは避けられないとはっきりと言っています
我々はとうとう一線を超えて未知なる領域に入ることが決まったようなもんです
ドミノ倒し的に想像できないような現象が世界を襲います
食料難や気候難民も多発します
生物多様性もさらに奪われてしまいます
水は食料争い紛争や戦争も増えると思います
我々が環境問題で意識しなきゃいけないのは、平和が奪われるということです
それによって生命の危機が、他人事ではなく自分に降りかかるということです
何を言うかではなく、何をするかが大事なんです
口先だけのリーダーや国のトップは必要ありません
行動だけが唯一未来を変えられることなんです
そんなことを今回のニュースから強く感じました
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