日本の子供の精神的幸福度がワースト2と言う現実があります
2000年からユニセフが行っている先進国の子供の状況を分析する「レポートカード」と言うものがあります
それの最新版によると日本の子供の精神的幸福度がワースト2と言うことがわかりました
株式会社 日向の鳥辺康則です
それを聞いてちょっとショックを受けています
なぜならば日本に住んでいる3人の子供たちを抱える親として不安を感じたからです
日本を含む先進国38カ国の子供の幸福度ランキングです
そもそも幸福度って何なのでしょうか?
「幸福度」とは簡単に言えば、幸福の程度であると言われています
幸福感の議論においてハピネス(Happiness)ではなく、ウェルビーイング(Well-being)がよく用いられますがウェルビーイングとは何なのか?
・ハピネス(Happiness)= 感情的で一瞬しか続かない幸せ
・ウェルビーイング(Well-being)= 持続する幸せ
こんな違いがあるみたいです
そんな中で精神的幸福度がとても低いと言うことです
幸福感を成す4因子があると言われています
・自己実現と成長(やってみよう)
・つながりと感謝(ありがとう)
・独立とマイペース(あなたらしく)
・前向きと楽観(なんとかなる)
この4つの因子が幸福感と健康を作り出していると言うことです
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも・精神的にも・そして社会的にもすべてが 満たされた状態にあることをいいます
それが精神的ウェルビーイングを含む健康と言うことです
ユニセフの報告書から考えられる精神的幸福度が低い要因が3つ挙げられていました
① いじめ
② 不登校
③ 友達の作りづらさ
これらが調査した国々の中で最も悪かったのです
いじめ問題は昔からありますが最近ではSNSをつうじた嫌がらせやいじめなどが頻繁に報告されています
日本の子供たちで鬱が多いと言うことからも学校へ行きたがらない子供たちが増えてきている現状もあります
そしてなんといっても友達を作りづらい環境が日本の学校にはあるみたいです
特にその中で自己肯定感の低さが目立ったと言うことです
他国では子供は溺愛されて育ちます
その溺愛される家族環境の中で自己肯定感が作られると言われています
しかし日本では「しつけ」と言う名目で子供たちに厳しく接する親御さんも多いみたいです
あれもダメ!これもダメ!これをしなさい!あれをしなさい!とまるで軍隊教育のように育てられる子供もいます
そんな中で本当に自己肯定感は上がるのでしょうか?
また日本の学校教育の中では一人ひとりの個性を認めづらい制度になっています
みんなが一緒で他の子と違うといじめの対象になったり先生から指導が来ます
つまりみんなと一緒でなければならないと言うことです
学力の善し悪しだけでジャッジされてしまう制度も問題があると思っています
サッカーが得意とか、絵が上手だとか、友達がたくさんいるとか・・・
そうした多様な子どもが多様なやり方で自己肯定感を高めることができるといいのですが、日本はどうしても、勉強ができるかどうかということに左右されてしまいます
つまり自分らしさを表現しづらいのです
他人と比較して自分らしさを見失っている若者も多くいます
特にSNSなどを通じてそんなことを感じている若者が多くいるように感じます
今の時代は他人と比較することなく自分らしさを前面に表現して良い時だと思っています
人と同じでなくて良い、人と同じでなくて自分らしさを認めてあげるべきだと思ってます
そんなことを精神幸福度が低いと言うニュースを聞いて感じたのでブログに書きました
学校教育に携わっている先生や多くの方々がどれぐらい努力されているかは知っています
でもどんな努力しても結果として若者の自殺が減らなかったりいじめが減らなかったりしています
本当に先生たちだけに頼るのではなく地域全体として子供たちを見守れる制度を作りたいと思っています
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